その他（設定・メモなど）

悪い神様。信奉者には悪徳と倒錯を勧めて救済とする。悪い人間が好き(味も含む)。

退廃的な在り様をよしとしており、かつて大停止の混乱に乗じて魔都と化した東京を自分の根城にしようと企んだ。
しかし他のマモノ達と紆余曲折あった末にきつく絞られてしまい表舞台に出る間もなく頓挫。
結果、この東京に半ば軟禁される形で都民となり、今は人目につく範囲では大人しくしている。

日課として往来の人々に耳触りの良い救済を説いては、じんわりと自分に同調する人間を増やして過ごしている。
おかげで都内において独自の信頼性のある情報網が出来上がっている。仕事での情報集めとかに便利だね。
『私も心を入れ替えた……こうした草の根の活動がやがては大きな実を結ぶのだよ』と。
そう語る彼の顔にはいつも眉一つ動かない笑みが張り付いている。たぶん懲りていない。

本来の姿は東京での生活、主に対人関係で少なからず支障が出る(正気度喪失1/1D10+1)ため、
その時々で適当に拾った人間に憑依している。極端な場合、翌日には外見の何もかもが変わっていたりなんかする。
なお、どんな姿であろうと彼を知る者が見れば「なんか悪そうなのが滲み出ている」のですぐに判別がつく。

無辜の人々からすれば悪辣で脅威的ではあるがマモノとして見れば諸々の能力は並程度。
それゆえ自分と同格かそれ以上の存在が跋扈する街は窮屈であり、時折大停止以前を思ってはアンニュイになっている。

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