輝咲 アリア
プレイヤー:M.R
「もし、そこのアナタ…アナタはどんな音がするかしら?」
Niji・journey
- 種別
- オーナー
- ネガイ
-
- 表:
- 破壊
- 裏:
- 究明
- 耐久値
- 25=(12+9+4)
- 作戦力
- 9=(4+3+2)
ヒトガラ
年齢 | 20 | 性別 | 女 |
---|---|---|---|
過去 | 虚無性:何もかも虚しく感じてる。壊した時だけ、生の実感がある。 | ||
経緯 | 好奇心 | ||
外見の特徴 | 服装:改造シスター服を着ている。口にはドクロを模したマスクを着けていてベールを始めとして全体的に鋭い印象を与える。その鋭さは神敵に下る罰を体現しているようだ。特に信仰してないが。 | ||
住居 | マンション:行きつけのスイーツ店が近いところに暮らしている。尤も、そのスイーツ店には安らぎを覚えなくなって久しく、その店のスイーツだけが、心を落ち着かせる。 | ||
好きなもの | ミルフィーユ:層を切り取って食べるのも好みだが単純に味が好きというのもある。 | ||
嫌いなもの | 鍵:よく失くすし、なにより内側の物を閉じ込めるみたいでキライ | ||
得意なこと | 演技:誰にでもなれる…訳ではないが精神的な特徴を除いて他者のトレースが出来る。普段の敬虔な態度も演技している。 | ||
苦手なこと | 片付け:壊すと楽しいから自身の周りは疎かになりがち。壊してしまったら?それはきっと神のオミチビキ | ||
喪失 | 感覚:痛覚。どれだけの傷を負っても痛みを感じない。血を失って四肢から冷えていく感覚を味わって初めて…壊れていく実感がする。 | ||
ペアリングの副作用 | 依存:甘味。種類を問わず甘いものが好きであり、ペアリングしてからは一層拍車が掛かった。少しも太る素振りがないのは神が与えた理不尽である。信仰なんてしてないが。 | ||
使命 | 味方:全部を知るまで、絶対に壊させない。 | ||
所属 | 聖伐騎士団 | ||
おもな武器 | ハンマー |
パートナー:笠原 辰馬
- プレイヤー
- 年齢
- 35
- 性別
- 男性
- ネガイ(表)
- 享楽
- ネガイ(裏)
- 守護
- リリースの方法
- 拳をぶつけ合う
マーカー
- 位置
- 色
- 相手からの感情1
- 相手からの感情2
- 最初の思い出
- 自身の散らかり放題な汚部屋を聖伐騎士団のリリアナに解決するよう言われていた。それを再三無視していたら同居予定であり何とかするようリリアナに言われたハウンズである笠原 辰馬が部屋の惨状を見て激昂。以降根本的なところの相性が壊滅的に合わず、仲違いをしている。
キズナ
物・人・場所など | 感情・思い出など | ヒビ | ワレ | |
---|---|---|---|---|
行きつけのスイーツ店
| 落ち着く
| ✔ | ✔ | |
愛用のハンマー
| これだといい音が出るから好き
|
傷号
- 1
- [標本人生]
キズアト
《標本人生》 | |||||
ドラマ | ヒトガラ | タイミング | 対象 | 制限 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
誇大妄想 | 常時 | 自身 | なし | [パートナーのヘルプ]を受ける場合、その効果で増える出目に+1する | |
決戦 | タイミング | 対象 | 代償 | 制限 | 解説 |
ダメージ軽減 | 自身 | 【励起値】 | シナリオ3回 | 受けるダメージを[自身の【作戦力】点軽減する] |
設定・その他メモ
履歴
Vanitas vanitatum et omnia vanitas.
コレヘトという者は言った。「ああ、虚しい。この世は全て虚しいものである」と。
輝咲 アリアという女は幼少の頃、幸か不幸かこの言葉に出会ってしまった。
アリアには分からなかった。この胸を蝕み続ける寂しさは何なのだろう。なぜ今日を生きる周りの人間がこうも違って見えるのだろう。なぜ自分は周りのように何かに没頭できないのか。
何故?なぜ?ナゼ?ナゼ?ナゼ?ナゼ?ナゼ?なんで?ナンデ?ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ……
そして、1つの言葉を知った。小学生の頃、学校にやってきた神父の持っていた旧約聖書に書かれていた一節。
「Vanitas vanitatum et omnia vanitas.(ああ、虚しい。この世の全ては虚しいものである。)」
天啓だった。自分を苛み続けるこの空白、この空虚。それは虚しさなんだと気がついた。
その日からアリアは変わった。これまで何事にも真剣に向き合い、なんであろうと途中で投げ出さなかったアリアは生きた抜け殻のようになった。
ただ生きるだけに生きていた。それと同時に周りを見る目も変わった。
「全部虚しいのに誰も彼もなんで一生懸命に生きてるんだろう」と。一種の哀れみさえ抱いていた。
そして、人生で2度目の転換期が訪れる。
高校時代、ひょんな事から意図せず装飾品の壺を割ってしまった。
『ガシャンッ!』
静かな空気を切り裂いたその音は、普通であれば肝を冷やすようなものだったろう。けれど、アリアにとっては違う響きを持っていた。
空っぽの胸を満たしていく愉悦、生の実感を覆い隠した半透明の布が剥がされていく感覚。
本人すら困惑していた。
『楽しい…愉しい。タノシイ!』
初めて生きてる気がした。生きる歓びが全身を余すことなく撫で上げた。
そしてその日以降、アリアは再び生き生きとし始めた。自身の根底に根付いた考えが変質したからだ。
『確かに自分の生きるこの世界全ては虚しいものだ。それだけは変わらない。けど、どうせ意味がなく、虚しいものなら…自分が壊しちゃってもいいよね!』
その日から色んなものを知りながら、知る為に壊した。壊して初めて、壊したものについて完璧に知れた。そして、社会で生きるためには人について知らなければならない。けれど破綻した人間とはいえ良識は備えていたので人を壊す訳にもいかず