キズナ

設定・その他メモ

昭和生まれのおじさんで生前から、木更みなとのことは、みなとちゃん、と呼ぶ。
やり手の警部で、現場に直接かかわることは少ないはずの管理職だが率先して現場に出ていた。

昨今のキセキ使いによる残虐事件の１つにおいて、混乱する現場の中、
実力と才能のある若人を死なせるわけにはいかないと木更みなとに市民の避難を命じ、
時間を稼ぐためキセキ使いに応戦、殉職。２階級特進で警視正となった。

表面上は正義の味方で、法の及ばない範囲においては善悪を基準として行動するが、
その心の奥底には、今まで仕事上接してきた犯人達の不幸な人間性による影響が深い。

捜査のために悪人の目線に立って考えてきた弊害で、だれよりも悪人を理解できてしまうため、
それが彼の心に混沌をもたらしていた。
あいつら（犯人達）は、俺が一歩間違えればそうなっていた姿かもしれない……

優しくて強い、の裏側には、優しさを上回る呪いに対しては脆い、があり、
物腰やわらかな笑顔の裏には生前ついぞ解き放たれることがなかった破壊の欲求が蓄積しているかもしれない。

既婚者だが子はいない。配偶者は生きているが、
裏の世界に関わってほしくないため、ハウンドになった後、連絡は取っていない。
「こんな裏側にまで付き合ってくれてありがとねえ、みなとちゃん」



恐らく死亡時ボイス
「これで……正義の味方に……なれたかな……」

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