キズナ

設定・その他メモ

生まれつきの重い病で、ずっと入院して暮らしていた少女。
親からも「いらない子だが世間体のためには捨てられない」として扱われ、本人も生を諦めていた。
行けもしない高校に入れられ、案の定一日も登校できないでいる時、伊織さんがクラス委員として病室にプリントを持ってきた。
花瓶のひとつもなく、電子書籍と音楽で日々を潰していた彼女の日常は、彼が来てから変わった。
それから生きがいを得た彼女は体調を整えていたが、もうすぐ一時退院できそうなある日、病院に現れたキセキ使いに惨殺される。

その死体は、死体が残ったことを不思議に思ったキセキ使いによってバラバラに引き裂かれていた。
ツギハギあわせによって蘇生した今でも、体のあちこちに傷跡がある。
また、心理的なトラウマによって立つことができないし、何度修繕しても右目は脆いので、保護のために眼帯をしている。

アイスクリームは具合が悪くて食べられたので好き。
今も彼女の家族たちは、「療養していた娘は皆の看病の甲斐なく死亡」という話を言い張って語っている。
当時の対応をしたSIDいわく、「ある意味処理がものすごく楽だった」とのこと。