キズナ

設定・その他メモ

◆容姿
オレンジ髪の青年。
身長168cm　体重47kg　過去の生活環境のせいでかなり痩せている。

◆性格・態度
飄々とした青年。エセ関西弁を喋るのは本人曰く「明るく聞こえるからええやろ」とのこと。
家事全般が得意（というかやらざるを得なかった）。得意料理は唐揚げで弟妹にも一番評判が良かったとのこと。
本来は泣き虫な性格なのだがリベルの影響で泣くことができなくなっている。
節約が身にしみているせいか、高い買い物を嫌う傾向があり、特に服飾に関しては真っ先に節約すべきという考えである。よって地味で安価な服を好む。しかし、何故か髪だけは頑なにオレンジに染めている（変わりたいという無意識）。
オーナーとしては新人で、まだ実戦経験はない。

◆ネガイ
ネガイ(表)奉仕：自分と弟妹を救ってくれたSIDに対して信仰にも似た信頼を寄せている。薫にとって彼らは正義の味方なのだ。彼らのために自分が命をかけるのは当たり前だ。そんな自分と共に戦ってくれるハウンドに尽くすのも当たり前だ。

ネガイ(裏)善行：自分に力がなかったから、自分が子供だから、弟妹と離れ離れで生活しなければならない。母は言っていた「お前は役立たずのクズ」なのだと。その通りだ。クズの自分はせめて誰かの役に立たないと生きてる価値すらないんだ。

◆経歴
年の離れた弟と二人の妹がいる。
幼少期はそれなりに幸せな生活を送っていたが、中学にあがった頃の両親の離婚を切っ掛けに歯車が狂い始める。
薫と幼い弟妹は母親に引き取られたが、育児放棄、母親の交際相手からのDVなどを受けることになる。
暴力が弟妹に向かないように庇いながら、薫は必死に弟妹たちの面倒を見て、母親に怯えながら生活していた。
学校にもろくに通えず、時に盗みなどを働いて生活を支える日々、彼の本質とは裏腹に不良、社会のクズという評価が与えられていった。
弟妹が眠りにつくと毎日声を殺して泣いた。泣くことしかできない自分に苛立ちながらも止められなかった。
そんな日々を過ごして2年ほどが過ぎた頃、母親の交際相手の行き過ぎた暴力により薫は意識不明の重体となる。
罪の発覚を恐れ、母親と交際相手は姿をくらまし、幼い弟妹は3人がかりで薫を病院へと運んだ。
運び込んだ病院は偶然にもSID管轄の医療機関であり、薫は治療の過程でオーナー適正を見出される。
退院と同時に、薫はSIDにスカウトされ、弟妹は施設へと預けられることになった。
現在は喫茶店で住み込みのバイトをしながら弟妹に仕送りをしつつ生活している。

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