キズナ

設定・その他メモ

生前は歌舞伎町付近を根城にしていたいわゆるトー横キッズ。
自分の価値観を一方的に否定してくる両親や教師、同級生に嫌気がさして、すべて投げ出して歌舞伎町に来たが、ここでも社会の汚さを目の当たりにして、「世界はどいつもこいつもくだらねぇ奴ばかり」という考えをするようになる。

そんな中、玲のことを一方的に否定することなく接してくれる人物と出会う。かつての同級生の生駒　美墨である。
一方的に世話を焼こうとする美墨を当初は邪険にしていた玲だったが、やがて「馬鹿がつくほどのお人好しでお節介焼きで、このくだらねぇ世界を本気で愛してて、くだらねぇを通り越してむしろ一周回っておもしれぇ奴」「口は悪いし愛想はないけど、筋は通すし絶対自分を曲げない強くて優しい人」とお互いを評するくらいには信頼する関係となった。

しかし、ある日美墨が世間を騒がせていた連続殺人鬼の犠牲になる。本当に世界を愛していた彼女が世界に裏切られて非業の死を遂げたことで、悲観した玲は連続殺人鬼……実際はキセキ使いだったのだが……を自力で探し出し、あえて殺されるという、非常に回りくどい自殺の方法を取って生涯を終え……られず、SIDによってハウンドとして復活させられることになる。

性格は悲観的で厭世的。「くだらねぇ」が口癖。自殺してこの世界から逃げ出すつもりが勝手に蘇らせられた上に、ハウンドになってから常に美墨の助けを求める幻聴が聞こえているせいもあってSIDやオーナーに対してはいい感情は持っていない。

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