ゆとシートⅡ for KIZ(キズナバレット) - ゆと工公式鯖

大井 定 - ゆとシートⅡ for KIZ(キズナバレット) - ゆと工公式鯖

大井 定おおい さだむ

プレイヤー:氷@足枷

種別
ハウンド
ネガイ
表:
守護
裏:
破壊
耐久値
37=(18+13+6)
作戦力
3=(1+1+1)

ヒトガラ

年齢23(死亡時) 性別
過去 存在の否定
遭遇 移動中
外見の特徴 大きな傷の痕
ケージ 乱雑
好きなもの 上着(服・小物)
嫌いなもの 勉強全般、綺麗な布
得意なこと ピアノを弾くこと(芸術)
苦手なこと 誰かと一緒に出かけること(交流)
喪失 涙を流すこと(行為)
リミッターの影響 幻聴
決意 貫く
所属 SID
おもな武器 警棒(鈍器)

何か困った事があったら頼れ。だがもう戻ってくるなよ」

パートナー:土屋 謙心つちや けんしん

プレイヤー
タロキチ
年齢
36
性別
ネガイ(表)
守護
ネガイ(裏)
正裁
リリースの方法

マーカー

位置
相手からの感情1
執着
相手からの感情2
安らぎ
最初の思い出

キズナ

物・人・場所など 感情・思い出など ヒビ ワレ
ピアノ
上手。とか、キレイだとか。初めて聞く言葉だった。とても……暖かい空間だった。やっぱり俺は、俺の犯したことが間違っていたとは思えないんだ。
刑務所の出口
もっと早く出会いたかった人と別れた場所。連絡先をもらって、嬉しかったのをよく覚えている。俺は確か……「ケータイ買ったら1番に電話する」とか言ったっけ。
謙心さんの色覚
好きだったものを認識できなくなっているのがショックだった

キズアト

《汚点遊戯》
ドラマ ヒトガラ タイミング 対象 制限 解説
嫌い:綺麗な布 解説参照 自身 シナリオ1回 [調査判定]失敗時に使用。【励起値】+1
決戦 タイミング 対象 代償 制限 解説
威力の強化 自身 【励起値】1 なし [威力]+1。エネミーの【生命値】が最大値以上の場合、[威力]+2

設定・その他メモ

概要

元囚人(罪状:殺人)系ハウンド。
新しい人生が始まると思っていたら唐突に全て終わりを迎えた。
罪を後悔しているようで、後悔していない。
「アレは俺が生きるのに必要なことだった」
だが犯した罪は償わなければならない。
「だからこう生きるって決めたのさ」

「カミサマの機嫌は、損ねたくねェからな」

容姿

薄灰色の髪にハウンドの特徴たる青い目をしている。目つきは悪め。
向かって右側の目を眼帯で隠している。死んだ時に盗られたらしい。
服に隠れて見えないが腕や足に根性焼きの痕、背中には大量の切り傷の跡がある。
真夏でも長袖に上着を着ている。どうも、上着がないと何となく落ち着かなくなるらしい。

経歴

被虐待児と言われるやつだった。二十歳になっても、家から出られなかった。出ていったとしても絶対に見つけ出して酷い目に合わせてやると脅されていた。
何で生まれてきたなんて言うくせに、俺が消えたら探すのかよ。何でだよ。だなんて思う気力もなかった。
逃げ出すためには親を殺すしかないと思った。だから実際にそうした。
懲役は情状酌量含めて3年だった。

刑務所生活は、ひどく穏やかだった。
普通にしていれば誰も怒鳴りつけたりしてこないし、殴ったりしてこないし、意味もなくタバコを押し付けられることも、理不尽なことで責め立てられて寒空の下びしょ濡れのまま立たされることもない。
穏やかで、平穏で、幸せだった。

その刑務所にはある人が寄贈したピアノがあった。
誰かの遺品だと言うそれが自由時間に綺麗な音を奏でるのを聴いて、それに焦がれた。
体は傷だらけで汚い。
手も血だらけで汚い。
親を殺せば逃げられると思ったその性根も汚い。
汚い。
そんな俺でもあの音みたいな綺麗なものを生み出せたら、少しはマシになれるんじゃないか。なんてバカみたいなことを考えた。

ピアノを弾けるやつから、弾き方を教わった。
刑務作業で得た金で、教本を買った。
毎日のようにピアノを占領しても、誰も別に怒ったりはしなくて。ただたまに「弾かせてくれよ」って頼まれて。譲れば「ありがとう」と言われる。
やっぱりここは、暖かい世界だと思った。

3年は、短かった。
だけど毎日飽きずに引き続けたピアノは随分と上手くなっていて、「上手」だなんて言われた日には晩まで小躍りしていたいような気分だった。
罪は遠く、奥底に沈んで、俺はそれから目を逸らした。
いいだろ、もう。だってここに3年いることが償いなんだろ?
俺はもう、罪を償った。そうだろ?
これからやっと、やっと自分の人生が始まる。
始まるんだ。これから。
……そのはずだった。

俺は死んだ。
驚くほどあっけなく死んだ。
初めての一人暮らしの家に、辿り着くこともなく死んだ。
ああ、何でうまくいかないんだ。
どうして俺は、普通に生きていけなかったんだ。
これから始まるはずだったのに。
やっと、解放されたはずだったのに。

反省したフリ、後悔したフリ。それで通してきたからダメだってのか。俺には普通に生きる権利もねェってか?
なあ、そりゃひどくねェかカミサマ。
アンタ、俺のことなんか助けちゃくれなかったくせに。
一生あのことを覚えてないと、後悔し続けないと、償い続けないといけなかったとでも言うのかよクソ野郎が。



……もしも次の生があるのなら。
ちゃんと償うから、どうか。

しあわせになることをゆるしてください。

その他補足

ケージ:乱雑
「家、ってこんなもんだろ?」

キズナと得意なもの
かつてピアノは好きなものだった。
弾きたいと思う心ごとその思い出もどこか遠いものになってしまった。
ただ、ピアノの前に座ると手が勝手に動く。その音だけはあの暖かい世界にいた頃のままなのかもしれない。
……それでも、もう新しい曲は覚えられない。
ただの壊れた再生機器のようだと自分でも思っている。

嫌いなもの:勉強全般
「勉強なんてしたことねェよ……どーすんだよこれェ……あーだめだ頭痛くなってきた……」

嫌いなもの:綺麗な布
汚れ切った俺を嘲笑っているように見えて、どうにも腹が立つ。
汚してやりたい、穢してやりたい。
だけどまあきっと、そういう"キレイ"な奴らを守ることだけが俺の贖罪になるんだろうな。

苦手なこと:誰かと一緒に出かけること
「俺なんかと一緒に出かけていいのか……?
というかやっぱ、俺なんかに"オデカケ"する権利ねェって……」

喪失:涙を流すこと
「屈辱も後悔も感謝も感動も。
ソレが出なけりゃ本気で思えているのか、自分でもわからなくなってくるよ。
なんてな。ジョーダンだっての。泣けないくらい別に大したことないぜ?」

リミッターの影響:幻聴
時折聞こえてくるのは思い出したくもない親の声。

決意:貫く
償わなくてはならない。
俺が普通に生きるために。

中身用メモ

RP方針→バカ。
一人称→俺
二人称→アンタ
カラーコード:#55295b(桑の実色)
誕生日:8月11日

作成日 24年4月21日(1)

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