キズナ

設定・その他メモ

君は語った、皆が笑って過ごせる未来を。
君は笑われた、皆にそんなのは絵空事だと。
前向きで、ちょっと抜けてて、だけど僕からは誰よりもまぶしく見えた君が。
綺麗に整えられた髪、透き通るような肌、吸い込まれそうな瞳。そのどれもが美しい。
でも、あの日、何故あんなことをしたのか。
逃げる君を追う、到底追いつけそうもない。

そこで出会った、人の言葉を話す人ではない何か。
キセキ使い、それを知ったのはその怪物からだった。
それは語る、その悍ましき力がどれだけ素晴らしいかを。

それからキセキについて調べた、そして真実にたどり着いた。
怪物は君だった、躊躇、葛藤その刹那が致命的だった。
失った、言うまでも無く僕のミス。
最後に笑っていた彼は「■■■■■■■」と言った。やさしい顔をしていたか。
気づけば君も居なくなっていた。

ハウンドとは従来捨て駒の様なものらしい。
碌に埋葬も出来ず僕を庇った彼は居なくなった。
消えた空白を塗り替えるために僕は研究を、続けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新しいハウンドがペアリングされた。
これでまた...君を追える。そう思うと少し気分が浮つく。
さあ今日も口触りの良いセリフを吐いて、君を探しに行くよ。
あの事件の理由を君の口から聞くために。
■■■な君を止めに。