キズナ

設定・その他メモ

「僕のことは灰色とでも呼んでくれたまえ」

某大学法学部を卒業し、父と同じ道へ進もうと社会に踏み出して間もなく、キセキ使いによる殺戮で死亡。
残った遺体は素体として秘密裏に保存されていたが、つい最近起動された。

文武両道。成績優秀。品行方正。
穏和で人当たりが良い優等生。
……というのが、生前の彼の記録であるが、起動後の彼の印象とはやや異なる。

現在の彼は、相手に偏屈で捻くれた印象を与える。
やや棘のある物言いをするようになったからだろうか。
この性格の変化が死によるものか、元々のものなのかは不明。
或いは、親しかった者なら分かるのだろうか。

善の鎖

警察官の父を持つ。
幼少から司法の道に進むことを望まれ、厳格に育てられた。
彼もまた、それに応えようと懸命に努力して育った。
その洗脳めいた教育の成果は、彼の無意識に刻まれている。

絵を描くこと

美術が好き。中高と美術部に所属していた。
特に油絵を描くのが好きで、不注意でよく制服を汚していた。
成績優秀な彼であったが、美術の才能は特に目覚ましく、いくつかのコンクールで入賞もしていた。
親しい友人は、彼が画家を志していたことを知っていた。

一時期美大への進学を希望していたが、父の了承が得られず、進学を諦めた。
ギリギリまで描いていた入試の課題製作は自分の手で破り捨て、彼が夢を語ることは無くなった。

ケージ：殺風景

真っ白な部屋。
中央にキャンバスがぽつんと一つ。傍に鉛筆と木炭が転がり、毛布が丸まっている。
それ以外は小さな棚がひとつ。
最低限の家具もない。
『どうせ長くないんだから要らないだろう』とのこと。


特徴的な服装：白黒、ペストマスク(自作)




♪世界の解像度/amazarashi
メモ：灰色を重ねる　かさね　累

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