キズナ

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幼い頃から人の真意がわからず、
人の顔色を窺って生きてきた。
だが、表面上は理解していても、
真意までは及ばないため、
誤解されることもある。

幼い頃に言われた、
「良いことをしなさい。良いことをすれば、回りまわって自分に帰ってくる。（情けは人のためならず）」
という両親の言葉に則り、生きている。

自分のしたいことと「良いこと」が違う場合には「良いこと」を選び続けた結果、
自分のしたいこと/望むことに熱中することについて、
恐怖を抱くようになってしまい、
またやりたいことが希薄になってしまった。

「良いこと」である勉強は得意。
大学は法学部に入学し、
卒業後は警察学校に進学。

したのだが、最初の休暇に家族と出かけたところでキセキ案件に巻き込まれる。
家族は死亡したが、辛うじて生き延びる。
「良いこと」の結果、自分が死ぬのも悪くはないと思っている。

入院先での検査によりオーナーの素質があることが判明。
警察学校は即座に卒業扱いになり、
ＳＩＤに編入。

現在は大衆料理店を営む父方の親戚の家に居候している。

家族構成は覚えていない。
だが、紅茶が好きだったことだけは覚えている。

健康に「良い」野菜ジュースをよく飲む（依存）

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