ゆとシートⅡ for KIZ(キズナバレット) - ゆと工公式鯖

針上 ルカ - ゆとシートⅡ for KIZ(キズナバレット) - ゆと工公式鯖

針上 ルカはりうえ るか

プレイヤー:ぬ

種別
オーナー
ネガイ
表:
奉仕
裏:
正裁
耐久値
25=(12+9+4)
作戦力
9=(4+3+2)

ヒトガラ

年齢17 性別
過去 6:罪の意識 自分を庇った友達が代わりに標的に。間違えたのは私なのに、なんで。
経緯 5:真実 その友達がキセキ使いに。きっと、これは私への罰なんだ。
外見の特徴 4:目立つ髪 金髪ツインテール。一応地毛なのよ、これ。
住居 6:同居 ちゃんとノックすること。いいわね?
好きなもの 5:芸術 裁縫が好き。ぬいぐるみを作るのが日々の楽しみかしら。
嫌いなもの 4:運動 球技が絶望的に下手。どうしても目を閉じてしまう。無理。
得意なこと 2:日常生活 一通り以上の家事が出来る。お母さん、って呼んだら怒るから。
苦手なこと 6:交流 取り繕って周囲に合わせるのが苦手。だって、仕方ないじゃない……。
喪失 2:記憶 友達との楽しかった思い出。辛い記憶しか思い出せない。
ペアリングの副作用 5:恐怖症 対人恐怖症。特に学校などの場所、状況に対して。やだ、やめて、許して。ごめんなさい。
使命 1:正義 正義を為すことで救われたい。私、こんなに悪い子なのに?
所属 SID
おもな武器 ハサミ、ワイヤー

パートナー:小戸森 志織こともり しおり

プレイヤー
スギタ
年齢
15
性別
ネガイ(表)
破壊
ネガイ(裏)
破壊
リリースの方法
グーを突き合わせる

マーカー

位置
背中
相手からの感情1
興味
相手からの感情2
安らぎ
最初の思い出

キズナ

物・人・場所など 感情・思い出など ヒビ ワレ
ぬいぐるみ
ハウンドに(半ば押し付ける形で)あげたもの。
写真
中学の修学旅行の時のもの。
体力テストの特訓
キャッチボールのおかげで、苦手な体育でも頑張ってみようと思った。

キズアト

なし

設定・その他メモ

「ハリガミ、って呼ぶの禁止! 呼んだらグーだから!」
「帰ったら手洗いうがい! 上着はハンガーにかける! ポケットにティッシュ入れっぱなしとか言語道断!」
「……いつになったら、私は許されるのかしら。誰か、教えてよ」

世話焼きツンデレ金髪ツインテ。
周囲からは浮いているし、学校は苦手だからよくサボっている。でも勉強はちゃんとしている。

容姿や強気な性格が悪目立ちし、中学時代に虐めの標的にされそうになった。
しかし、友達の上条映利(かみじょう えいり)が庇ってくれたおかげで難を逃れた。
その代わりに、今度は映利が標的にされてしまっていた。
助けたいけど、助けられない。何もかもが空回りで、上手くいかない。全てが無意味で無価値な行動。
クラスの人気者だった彼女が傷付いていく姿を、ただ見ていることしか出来なかった。

それは、とある日のことだった。
珍しく目覚ましのアラームをかけ忘れたルカは、急いで学校へと向かっていた。
遅刻ギリギリ、息を切らして教室に駆け込んだ彼女が見たもの。
飛び散って溢れかえる赤色。室内に転がる見覚えのある何か。その中心で、一人佇む誰か。
それは、噎せ返るような血溜まりだった。
それは、クラスメイト達の死体の山だった。
それは、彼女が守れなかった友達の姿だった。

状況が理解出来ない。正しく認識出来ない。何が何だか、わからない。
茫然としているルカに気付くと、映利は振り返る。いつもと変わらない表情だった。
「おはよう、ルカ。もう、遅刻ギリギリだよ?」
そう言って、彼女は笑う。頬に貼り付いた返り血が嫌でも目立って見えた。
「ルカはさ、キセキって信じる?」
答えが返せない。声は喉元で堰き止められ、思考は生成すらされない状態であった。
「私は信じるよ。だって、実際に起こったんだから」
それは、一方的な言葉の押し付け。会話にすらならなかった。
「ルカ、安心していいよ。君を傷付ける人はもういない。みんな、わかってくれたみたいだから」
楽しそうに、嬉しそうに彼女はくるくると回ってみせる。足元の水溜まりが軽快な音を立てて揺れていた。
赤色の中で踊る少女は、ふと何かを思い出して声を上げた。
「あ、忘れてた。一限目から移動教室だっけ。ほら、ルカも急がないと怒られちゃうよ?」
通学鞄を抱えて、彼女は教室の外へと向かって行く。意外と面倒臭がりな性格であり、そんな映利の世話をいつも焼いていたことをルカは思い出していた。
「それじゃ、待ってるからね」
振り返り、少女は微笑む。立ち竦むルカは、その背中をただ見送ることしか出来なかった。

それからのことは、よく覚えていない。
気が付けば、ルカは一人日常に放り出されていた。
あの惨劇は適当な虚構に塗り潰され、まるで、悪い夢でも見ていたかのようだった。
しかし、もう上条映利はどこにもいない、という事実が容赦なく現実であることを突き付けていた。
抜け殻のように日々を浪費していた彼女だったが、偶然にも非日常のことを知った。
そして、理解した。映利はキセキ使いという存在になってしまったことを。
お偉いさんのところへ乗り込み、喚き、自身に適性があることを知り、迷わずオーナーになった。

彼女を突き動かしているのは、罪悪感と使命感。
何をしても時間は戻らないし、いなくなった友達を助けてやることは出来ない。
だから、それらはただの自己満足だ。でも、自分には必要なものだった。
これ以上、あの子が過ちを犯さないように。そんな思いを胸に、彼女は今日も正義を為す。
例え、その先に未来がなかったとしても。

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