藤波 碧羽
プレイヤー:はつり
「……ただ、私の為すべきことを」
- 種別
- ハウンド
- ネガイ
-
- 表:
- 善行
- 裏:
- 無垢
- 耐久値
- 25=(18+5+2)
- 作戦力
- 10=(1+5+3+1)
ヒトガラ
年齢 | 24 | 性別 | 男 |
---|---|---|---|
過去 | “いい子でいれば”、そんなのは幻想だ。けれど“できない”なんて到底許されないのだから、やるしかない。 | ||
遭遇 | 自室に前触れもなく現れたキセキ使いによって殺された。 | ||
外見の特徴 | 和装。常に着物であり、洋服を着たことはほとんどない。 | ||
ケージ | 牢獄。少々景色が変わるだけで、過ごし方はどうせ変わらない。 | ||
好きなもの | 読書。本の世界にのめり込んでいるうちは現実を忘れられるから。 | ||
嫌いなもの | 自身、咲羅、家、演奏、人と関係を持つこと | ||
得意なこと | 龍笛の演奏 | ||
苦手なこと | 体を動かすこと。すぐに息切れし、酷い時には倒れてしまう程。 | ||
喪失 | 文章が読めなくなる(文字が読めないのではなく目が滑って内容を中々理解できない状態、失読症に近い)、痛覚 | ||
リミッターの影響 | 幻覚。失ったことさえ忘れれば、あれも消えてくれるだろうか。 | ||
決意 | 終わることを許されるその日まで、求められるように在り続ける。 | ||
所属 | SID | ||
おもな武器 | 短刀 |
なぁに、ニイ様? ・・・なんてね。
パートナー:咲羅 クレト
- プレイヤー
- お藤
- 年齢
- 16
- 性別
- 男
- ネガイ(表)
- 復讐
- ネガイ(裏)
- 奉仕
- リリースの方法
- マーカーをなぞる
マーカー
- 位置
- 首
- 色
- 黒
- 相手からの感情1
- 執着
- 相手からの感情2
- 憎しみ
- 最初の思い出
- 幼い彼が藤波家を訪れた際、中庭まで迷い込んでいたところを応接間まで送り届けた。
キズナ
物・人・場所など | 感情・思い出など | ヒビ | ワレ | |
---|---|---|---|---|
家
| 存在理由でもあり、いっそ潰えればいいと願うほど憎いものでもある。
| |||
桜
| 誰かと出会うのは決まって桜の樹の下だった。
| ✔ | ✔ | |
木苺
| 道端にあるものをそのままとは……一体何がしたかったんだか。
| ✔ | ✔ |
キズアト
《無痛の人形》 | |||||
ドラマ | ヒトガラ | タイミング | 対象 | 制限 | 解説 |
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喪失:痛覚 | 調査 | 自身 | シナリオ1回 | [喪失:痛覚]を演出したら[調査判定]+1D。 | |
決戦 | タイミング | 対象 | 代償 | 制限 | 解説 |
威力の強化 | 自身 | 【耐久値】8 | ラウンド1回 | 攻撃の[威力]に+2。 |
設定・その他メモ
容姿
さらさらとした薄茶色の長髪、切れ長の目。無感動にも憂いを帯びているようにも見える静かな表情を浮かべていることが多い。服装は決まって和装であり、洋装を着たことは片手で数えられる程しかない。
性格
淡々としており、何にも執着しない。不快なものに対しては顔を顰めるが、反対に喜びや幸福などポジティブな感情を表すことはほとんどない。初めからそんなものはないとでも言いたげな様子で眉をひそめるのみ。
経歴
古くから龍笛の演奏を生業とする、歴史を辿れば平安時代にまで遡るような名家の長男。生まれつき体がとても弱く布団から起き上がれない日も多かったため、周囲には気遣われ心配され、どこまでも大切にされてきた。唯一の跡取りとして何不自由ない暮らしは与えられるが、そこに愛情はなく、ただ跡取りという駒としてのみ扱われる生活。父親は彼に跡継ぎ以上の感情を持たず、政略結婚の末に愛してもいない男の子供を産んだ母親は全てを捨てて駆け落ちした。使用人からは腫れ物に触れるように接され、病弱さ故にまともに学校にも通えず友人もできなかった。いつの間にか庭に迷い込んだ一匹の野良猫には心を開いていたが、猫と人間では寿命が違う。彼が10代のうちに彼女は旅立ってしまった。ただ一人、彼を愛した人物がいたが、それも過去の話。
以来彼は誰とも深く関わろうとしない。母親に捨てられ、友を見送り、演奏技術は詰め込まれるがそれ以外何も与えられない生活の中で、もうこれ以上失いたくないと心を閉ざし、ただ本に目を落とす。自身も周囲も、全てが嫌いだと彼は言う。うっかり愛してしまうことを恐れるかのように。
オーナーである咲羅クレトは異父兄弟であり、お互いある程度成長してから出会った。自分を捨てた母親を思い出させる存在である彼を苦手としており、憎悪さえ抱いている。望まれて生まれた彼への嫉妬や、手の内に入れて失うことへの恐怖も含まれているが、前面にそれらを出すことは少ない。通常は淡々と接し、できる限り接触を減らそうとする程度。彼を弟と扱うことはなく、呼び方も「咲羅」と名字呼び。
最期の記憶
突然中庭から押し入ってきたキセキ使いを見た時も、それがこちらに殺意を向けているとわかっても、どうだってよかった。こんな生を終わらせてくれるのならむしろ願ったり叶ったりだ、そう思って抵抗もしなかった。体のあちこちを刺し貫かれたが、多少種類が違えど全身を襲う痛みなど今更のことと、意識が落ちるのをただ待っていた。嗚呼けれど、廊下から聞こえてくる足音は今日も懲りずに来たあの子のものだ。あの子は私と違う、何もこんなところで死ななくても良いだろう。
「其処で何をしている、咲羅。早く逃げなさい」
……声は何処まで届いただろうか。確かめるより先に首に振り下ろされた一振りによって意識が刈り取られた。
ネガイ
表:善行……理想的な姿で有り続けなければ。求められた通りにできないなら私の存在価値はないのだから。
裏:無垢……期待などするだけ無駄だ。どうせ何も変わらない。それなら最初から願わなければ裏切られない、何も持っていなければ失うこともない。
×××の記憶
それはいつかの記憶の断片。目を逸らし蓋をした、幸せだった頃の記憶。
通っていた病院の中庭、木陰で本を読んでいた時に差した影。夕陽のような赤い瞳をした男性は辿々しい日本語で、それでも楽しそうに私へ話しかけた。そうして他愛のない話を多く交わした。いや、ほとんどは彼が語るのを私が聞く形だったが。
言葉を交わし、心を通わせた。彼は私のことを家族と呼び、愛し、その名前に意味を与えてくれた。幸運を運ぶ碧色の羽、と。私はそこで初めて家族の暖かさを知り、愛される歓びを知った。知ってしまった。やがて失う痛みを味わうことになるとはつゆ知らず。
彼は私に様々な話をした。そのうちの一つに彼の子供の話があった。子供がいないうちから、もう名前は決めてあるのだと楽しそうに語っていた。やがて子供が本当に生まれるとさらに楽しそうに、子供の様子や名に込めた意味を語って聞かせた。箏、和楽器の一つ。その音が愛しい人を呼ぶように、良き縁を引き寄せるようにと。そして私に、箏の兄になってほしいと言った。確か、私で良いのなら、そう返した気がする。……そうだ、次は箏を連れてくると、だから必ずまた会おうと、そう言って指切りをしたのだった。
もう十五年も前の話だ。以来彼とは一度も会っていない。約束はきっと、二度と果たされないのだろう。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 成長 | GM | 参加者 |
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1 | 2023-6-23 | 八神は百合を愛でる | 作戦力+1 | マッシュ涼風 | お藤はつり |