容姿・経歴・その他メモ

「「君、世界は｜原子《ちいさなつぶ》で出来てると言ったら…信じるかい？」

ノールベイト羅針団所属、その中でもチケットバスの点検と保全、運行中の道中安全確保を専門に行う女性。
基本的に何もない時は湾内のチケットバスをぐるぐると乗り替わり点検保全を続けている。
各種外部との連携都合で、冒険者登録はしているが半分ぐらい飾り。

その由来と機構から、チケットバスの内燃機関を弄るには高度な知識と腕前が必要になるが。
彼女はその片方――"知識"の側である。
かつて魔術学院で学んだと思しき専門的なそれで、問題点や懸念点、或いは故障個所を見つけ出すのが基本の仕事。
…彼女自身はぶきっちょであるため、手を入れる事が出来ないのは玉に瑕。
またこうした仕事は彼女だけでなく、保全や建造の人材は見えないところで仕事をこなしている。

それ以外にも、彼女には航路上で発生しうる戦闘面においても仕事を持っている。
簡単に言うなら、"｜砲台《カノン》"としての役割と"｜索敵者《サーチャー》"を兼任している。

種族に由来する視力を活用し、先んじて数多の危険を察知。その後、｜遠距離《アウトレンジ》から呪文で打撃を与える――
呪文を使う、と言われ最初に思いそして考える、王道の｜魔法使い《マジックユーザー》としての役割である。
威力や射程、回数も申し分なくこと海路・雪原における"砲戦"にて彼女ほど頼れるものはそういない。
元よりそうした姿を見せることは少ないが、切り札もいくつか抱えていると噂される。

反面、肉体面は脆弱を通り越した脆弱であり、寄られると何も出来ずにやられる為護衛は必須。
総じて"剣も魔法も"な最近の｜流行《トレンド》に真っ向から反逆する化石の如き存在――
絶滅寸前と言っていい、純粋なる｜呪文投射者《スペルキャスター》である。

人付き合いはあまり多くなく、結構な昔からいるようだがハッキリ知っている者は少ない。
だが別に冷血と言う訳でもなく、ただそうした機会が少ないだけというのと、その距離感でちょうどいいと思っている。
また、知識を求める相手は無下にせず自らの知りうる事を教える事も少なくない（後進の育成という側面もあるだろうが性分）。
その為、ヒマな時には数多くの事柄を授業している姿も見られ、それなりに評判は悪くない様だ。
…教えるのが凄く上手いか、と聞かれるとそうとは言い切れないが。

一人称は"私"・平坦・長袖コート+ゴーグル（雪原における鳥目調整用）・理知的で冷静・理屈っぽく小難しい・学を修めており、案外人生経験あるタイプ・寒いのは苦手・にくたいぜいじゃく、たいりょくぜつむ。

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