設定・メモ

一人の殺害は犯罪者を生み、百万の殺害は英雄を生みます。殺した数だけが私を正当化してくれます！　ロードという立場は素晴らしい！　大陸の半数を殺しても皆が私を肯定してくれるのですから！　聖印協会という存在は素晴らしい！　打倒すべき敵を悪にしてくれるのですから！

　ヴァンベルグ侯爵であるフラメルの家に生まれた淑女。
　国をよりよくしたい大きくしたいと知恵を学び交流を紡ぐことを怠らず、民を守りたいと兵と共に前線で肩を並べることを厭わない。淑女にあるまじき行いと、聖印協会の修道院に送られようと、修道士として多くの民草に支援を施し、人々からの指示は高く将来は名君とまで言われた経歴を持つ。

　その本性は大勢を殺したいという思想を内に秘めた破綻者。国を大きくしたいのはより大規模な戦争を起こすためであり、前線に出るのは戦場で発生する死をその目で見届けたいがためである。
　いずれは君主として大勢の死を操れる立場でありたいと思うも、自身の素行に辟易したフラメル家によって修道女に送られてしまった。そこでの生活は彼女にとって常に禁欲し続けているような者であり、結果出奔することとなった。
　性格は破綻していたが倫理観はあったため、出奔した際は家名を名乗ることはせず、生まれ育った地であるヴァンベルグを名乗ることとした。

　その後は無軌道な放浪生活に入り、あっちで殺しをしては、こっちで殺しをしと彼女にとって悪くない生活を続けていた。結果としてそれが善行に繋がったり、誰かの為の殺しであったためかますます名声を高めてしまうのであるが……今はまだ誰もその本性に気が付けないでいた。

セッション履歴