容姿・経歴・その他メモ

夜来学園に通う高校２年生。ヒーロー候補生だが、その高いレネゲイドコントロール力により特例措置で認定ライセンスを取得し、現役高校生のアイドルヒーローとして売り出されている。
父親である「円教寺 八尋」はヒーローネーム「トゥルース」と呼ばれるトップヒーロー。一部では、認定ライセンスの特例取得が親のコネによるものだとか、単なる親の七光りでヒーロー扱いされているだけだとか噂されていることもある。実際のところ、父親である「トゥルース」は七緑のヒーロー活動に日々胃を痛める程度に心配性であり、彼女のヒーロー活動をささやかながら応援してはいるものの推奨はしておらず、認定ライセンスの取得にもむしろ反対派であった。現在の彼女の地位があるのは、父親を含めた周囲の大人の反対意見を押し切り、ライセンスの取得を認めさせるほどの成績で認定試験を突破した純然たる彼女の行動力と実力によるものである。

アイドルヒーローとして天真爛漫に振る舞い、人々を明るく照らすヒーローである一方で、「ノイマンシンドローム覚醒者」としての彼女はひどく冷静に現状を分析している。高い能力を持ったオーヴァードがこの世界で大手を振って生きていくには「ヒーローでなければいけない」こと、ヒーローが生きていくためにはトラブルが――ひいてはヴィランが必要なこと。彼女はそれらのことを至極冷静に考えた上で、今はそう振舞うのが最善だと考えてアイドルヒーローとして活動している。彼女の「ヒーロー観」はある種父親を見ることで完成されており、ブレることがない。だから、彼女をよく思わないものの心無い言葉も笑って受け流せる。しかし、それは彼女の中に熱く燃えるヒーローとしての矜持があるからではない。今の彼女の中にあるのは、至極冷たく現状を分析し、最善の行動を導く理性だ。

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