履歴
死線の呪い(デッドライン)
アドムカドモンの生存者の1人。不変を司る能力持ち。外見年齢は8か9くらいか。小学生にすると2か3年生。ヒステリックナイトガール。
実年齢の話をするとアダムカドモンが11年前(上級記載)、世界観的に調整で13年前としている為、22歳ぐらい。ちょっと外見とちぐはぐなのは後述の能力から肉体成長が遅いため。(10年後では能力者でないため普通に成長している)
実験の被検体として当時のアダムカドモンにUGNチルドレンとして参加し覚醒。不変という特性を持ったオーヴァードになる。
不変とは文字通り変わらない事。完全なる人を作り出す事を目的としていたアドムカドモンの副産物であるが実態は程遠く、それは肉体面の話のみならず、精神面でも『物事を忘れられない(記憶が変わらず残り続ける)』、『精神的に成長できない』、といった影響がある。
その為凄惨な実験の体験を薄れる事の無いまま持っており、切り刻まれる肉の感覚も痛みも全て鮮明なままの記憶で覚え続けている。常人では発狂するようなもの事であるが精神的にも不変の影響があるため発狂せずにいられている。
実験の中止と共に解放されるも成長しないというその体から同じ場所に居続ける事はできず、不変の治療を名目に暗部のエージェントとして活動する。
しかし実験時の苦痛が残留し続けるためUGNへの恨みが募り続ける。UGNより提示された不変の治療も進捗が無いまま時が過ぎたある日、過去にリープしたアンデレスによってエルピスの存在を教えられる。3年前の日の出来事である。
その日を境に実験施設を脱走、ダブルクロスとなり、アダムカドモンのこともあるためUGNのデータベースからは抹消される。
未来の可能性を作り出すレコードの存在を知り、自身の呪われた運命を変える為、そして不変の能力から逃れるためにFHの黒草兄妹を雇い、それの入手に動く。
どうして知れたかはミドル直前にておっさんにそそのかされ知ったとわかる。
ミドルまでのボス核。ミドル以降は未来世界におけるニアヒロイン。
ミドルまでは自身の運命を変えるためにレコードに非常に執着をし、開幕で強奪する。しかし起動をしないレコードに対し、同時期に誕生したスイがセーフティーであると思い彼の捕獲・あるいは殺害をしようとする。
未来世界ではその後世界が滅びたため自責の念にとらわれる。
不幸中の幸い、レネゲイドキラーが巻かれたことにより元がジャーム寸前であった彼女は死ぬまではいかず一般人(機能不全ではあるが)近くになるが、繰り返される世界大戦に終わっていく景色でレコードに自分が接触したからだと解釈し、
再びレコードで可能性を作ろうとするが起動の鍵であるスイはおらず、おっさんの10年ルートで未来が固定されているためレコードは起動せず変えようもない絶望を10年見続けることになる。
過去自身がレコードに接触した際、未来の人間(10年後PC)がその場にいたことから思考し、自身達がその時間に達すれば干渉が起きるのではと推測。(その時にレコードが使えるようになり過去へ飛ばす・あるいはタイムマシン、あるいは過去の人間が来る。など、時間の辻褄が合わさるのであればそのタイミングで何かしらの変化が起きると予想)
その為レコード接触からちょうど10年後を予言の日とし、唯一の希望として生きてきた。
未来世界でPC達が出会う頃には衰弱しきった死にかけの状態。やってきたPC達に対し謝罪と未来の話をして送り出した後、未来世界からPCが帰る際のシーンで1人亡くなる。
現代の彼女は未来世界(レネゲイドが蔓延している世界)からPC達が持って帰った情報から高度のレネゲイド鎮静剤が作られそのテスターとなる形でUGNに保護される。
ジャーム化寸前から戻ることはないが、彼女の能力も相まって未来に希望を託すくらいの猶予はできる。一般人に戻ることはできないが先に希望を持つくらいには。
名前の意味としては不変。
■・Dロイス『不変の死線』
彼女の持つ『不変』の能力を現したDロイス。
肉体、精神、その感覚に至るまで自己の変化を拒絶し元の形へと回帰する能力。
13年前の実験により覚醒し、身に付けるに至ったその能力によって彼女の時間は9歳の時から止まっている。
それは肉体のみならず心まで。肉を裂かれ脳髄を焼かれる感覚と共に、彼女の世界はあの時から変わらずにいるのだ。
“幾年過ぎれど変わらぬ体、消えない残響。
それはまるで残り続ける死線のように。時は彼女を癒さず、ただ残留し続ける。”
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タイミング:効果参照 技能:- 難易度:自動成功 対象:自身 射程:至近
戦闘不能時に発動。次のプロセス開始時にHP最大値で自身の戦闘不能を回復する。
オーヴァードがこのロイスの取得者を戦闘不能にした際、そのオーヴァードはこのロイスによる戦闘復活を妨害する事を宣言できる。
復活の妨害が宣言された場合このロイスによる戦闘復活のプロセスは1つ後のプロセスとなる。この効果は累積する。
(つまりメインプロセスで死亡した場合は次のイニシアチブプロセスで復活、妨害が宣言されてる場合はその次のメインプロセス、2回宣言されている場合はさらに次のイニシアチブプロセス…となる)
また、このロイスの取得者はエフェクトの効果によって能力値・HPを加算する事が出来ず、セットアッププロセスに受けている全てのバッドステータスを回復する。
このDロイスはバックトラックと経験点の計算の際、『このロイスで戦闘復活した回数』個分のEロイスを使用したとして計算される。