容姿・経歴・その他メモ

【容姿】
　普段着は黒いパンク系の衣装に眼鏡を着用している。低身長で目つきは悪い。

【経歴】
　生まれた際に母親を亡くしているが、覚醒するまでは父と幸せな日常を過ごしていた。７つのころ、父が返り血に塗れ帰ってきた。既にジャームと化しており、自身も襲われた際激高。覚醒し、程なくして殺害する。しかし自身の能力で失血死しかけたところ父を追ってきたＵＧＮに保護される。その命を救うため、”ドクター”により鉄分を急速生成、血液を補給する人工臓器”ライフメーカー”を移植され一命をとりとめる。
　その後チルドレンとして生きるか、日常に戻るかの選択を迫られる。当初は後者を選ぶつもりだったが、居場所を失ったことや親を殺したこと、命を救われたこと、そして元よりガキ大将的性格故にチルドレンたちに庇護の感情を抱き、戦うことを選ぶ。以後、ライフメーカーと身体をより戦闘用に調整し、活躍している。

　突如世界中で発生した遺産”パワーストーン”を全て収集し、オーヴァード化事件を未然に防ぐためチームを率いる。

【性格】
　勝ち気な性格で、他人が虐げているのを見過ごせない。「オーヴァードはクソ」という考えが根底にあり、ジャーム化で暴走する者を憂い苦しむ人を増やさないため自身の力を振るう。
　一人称はオレ、二人称はオマエ。スイーツは結構気に入っている。身長から年齢を判断されると手が付けられなくなる。部隊を率いるようになってからは、忠告もあり怒りを抑えようと努めている。経歴ゆえか他者にあまり頼ろうとしない。

【能力】
元より血中の鉄分を凝縮し武器を作る力を持っていた。この力とブラックドッグとの親和性で埋め込まれたライフメーカーが掛け合わさり、血液から金属を作り出す”流鉄(メルティメタル)”へと昇華した。

【変形(メタモル)形態】
大鎌(テイカー)：基本形態。重心をかけやすく膂力の弱さを補うことができる。
縛鎖(キャッチャー)：捕縛用。流体がもとなのでそこまで硬度はないが十分に役目は果たせる。
翼剣(スラッシャー)：翼型の大剣。白銀との二人一組時に使用。切れ味とリーチに優れる。
剛爪(リッパー)：爪状にして手や足に纏わせる。閉所などでの戦闘用。

烏剛の六連翼・守護(メタルレイヴンズ・スフィアモード)：翼を折り畳み、自身を包むようにして防御力を上昇させた形態。（聖なる血槍のガード値選択）生半可な攻撃は通さない。

履歴

第２話
麻里が父親と仲が悪いと聞き、最初はいたたまれないような、不思議な気持ちとなった。だが同時に、それ故に力になりたいとも思った。そして自身の眼で紅音朱雀を見極め、共に親を打倒する決意をしたのだった。

第３話
任務で降り立ったＮ市でおかしな男のおかしなゲームに巻き込まれた乙斗は、その最終戦である男を保護する。彼はまさしくドクター、命の恩人であった。任務後詳しく事情を聴くと、更なる事実が明かされた。彼の名は刺裂　永人、自身の祖父であるという。さらに自身の心臓が亡き母からの移植であること、マスターピースは心臓が弱く凍結されていた姉、姫路であることが明かされる。
なぜ父はそのことを伝えなかったのか、自分が移植されたから姉はジャームになったのか、姿を隠してこれまで何をしていたのか、なぜ二度も家族を殺さなければならないのか…様々な想いが溢れ出し、乙斗は周囲の問いかけにも答えず自室に籠る。
だが、彼女は自身に言い聞かせる。これはオレの問題、誰でもない自分がやらなければ、１度殺しているなら２度目なんて───と。

第４話
マスターピースを手にかけるのか、迷っていた乙斗は彼女の旧い拠点で日記を見つける。彼女の願いは「死にたくない」だった。何かが違えば自分がそうなっていたかもしれない、数少ない肉親。永人の言葉が嘘ではないとわかっているからこそ、「救けたい」という思いは強くなっていた。故に頼む。信頼できる仲間たちに、ワガママを聞いてくれと。

第５話
複数の尖兵を撃破し、マスターピースと激突。強化装甲やウィングに阻まれ、これでは届かないと感じた乙斗は強く渇望した。喪わないための力を、守りたいものを守れるだけの力を。その想いに心臓、そしてライフメーカーが応え、限界を超えた形態烏剛の六連翼(メタルレイヴンズ)を実現した。それでもなお止まらない程に死闘を繰り広げたが、なんとか戦闘不能にし、メンテナンスを行うことができた。
自分のワガママを聞いてくれた仲間に、もう心の壁は少しもなかった。

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