台湾出身。
僧侶の一族に生まれ、日々厳しい修行と教えにより雁字搦めの生活を送っていた。
8年前、無理やり日本へやってきた。その際に色んな人を傷つけ裏切った。
あれから親族とは一度も連絡を取っていないし、取るつもりもない。
あまつさえ死んでいて欲しいとすら願っている。

日本でオーヴァードに覚醒直後の
日本についても日本語もまだよく分からない頃に色々と言いくるめられてUGNに加入した。
サラマンダーの特に氷の能力に秀でていたこともあり、ジャームの凍結処理を行う部隊に配属された。
ジャームの治療法が確立されていない現状ではジャームに止めを刺すも同義の仕事であり、
戦闘用人格で性格が変わってしまう事と併せて、心無い言葉を浴びせられたり酷い扱いを受けることもあった。
仕事さえしていれば普通程度の自由と衣食住が保障されていたので生活に関しては不満はなかった。

ある時、自分に良くしてくれていた同僚がジャーム化して、それを凍結処理したがその際に
「全世界の人間がオーヴァードであれば、ジャームの存在も当たり前になるのではないか」
という発想に至り、手段を調べる内にハピネスの存在を知った。

日本に来てすぐにオーヴァードの起こした事件に巻き込まれて死にかけて覚醒した。
すぐ横では命を落としている人もおり、突然降りかかった理不尽に対して激しい憤怒を抱いたことは覚えているが
事件の詳細はよく覚えていない。

覚醒した際に怒りが強く発現してしまい、その理不尽に対する怒りが別側面として別れた結果
戦闘時に発現する別人格となった。
レネゲイドウイルスの侵蝕が進めば進むほどこの人格になる。
人格が切り替わっている際の記憶もハッキリしており、この性質のせいでUGNで疎まれていたことも理解はしている。