武器の生成、および使用に特化している。
能力の使用時、体に陽光の紋様が浮かび上がる。
本人曰く、脳内のイメージを現実に“同期”させることで武器や道具を出現させているらしい。
その能力の性質上、想像力や精神状態で武器の形状が変化する。
よく使用するのは十字架を模したような細身のレイピアである。
かつては体に浮かぶのと同じ陽光の紋様があしらわれた剣を使用していた。

双子の兄妹として生まれ、二人でヒーローを目指していた。
それぞれ少し変わったレネゲイドの力を持っており、その力を制御するという名目で若干14歳にして戦闘ライセンスを取得していた。
ヒーローになるために夜来学園へ入学が決定した頃、ヴィランの襲撃に巻き込まれる。
その際に片割れが死亡、残された陽太は夜来学園へと入学。
片割れの死をきっかけにレネゲイドのコントロールが不安定になっており、学園での成績は思うように上がっていない。
18歳になった年に、「このままヒーローになれるのだろうか」という不安が芽生え、現在は不登校となっている。
その様子を同級生や後輩からは、“岩戸隠れ”(アマテラス)と揶揄されている。

双子の兄妹・日柳陽太(くさなぎようた)と日柳陽莉(くさなぎひかり)はある日ヴィランの襲撃に逢い、ヒーローが来るまで二人で応戦していた。
その際に妹の陽莉が一時的に暴走状態となり、兄の陽太は妹を庇うようにして戦う事となる。
結果、陽莉の目の前で陽太とヴィランが刺し違える形になった。
痛手を負ったヴィランは姿をくらまし、致命傷を負った兄の陽太は妹の腕の中で息を引き取った。
「自分が力を制御できなかったから、陽太の夢を、未来を奪ってしまった」
「ヒーローになるのは二人の夢だったから、私は大丈夫。私が陽太の代わりに夢を叶える。――ここで死んだのは、陽莉のほうだ」
そうしてヒーローたちが来る前に能力で衣服を変え、死んだのは妹の陽莉だと偽った。
その日から、日柳陽莉は日柳陽太を名乗るようになった。
共に入学が決まっていた兄の書類で夜来学園に入学、依頼男性としてふるまっている。
しかしこの件をきっかけに、自分の能力が大切な人を傷つけてしまうことを極端に恐れるようになり、戦闘演習でも本来の力を発揮できなくなってしまった。

時々夢に現れる、"カミサマ"を自称する存在。
当人（？）曰く、想像を具現化する能力を授けた存在らしい。
巫女服の女性の姿をしている。
陽太本人は覚えていないが、能力を得たときに出逢った存在である。
無意識に残った記憶が、"カミサマ"のイメージを脳内に投影している。

「あんさんの力はウチが授けたんやけど、その顔やと覚えとらんみたいやねぇ」
「生憎と、都合のいいカミサマとやらを信じない質なんで」
「あらやだいけず」