FHに拾われた東欧生まれの孤児。
自分の身体を売って生活していたが、客先でFHのテロに巻き込まれ死亡。其の儘覚醒した。
覚醒後にFHに拾われ、遺産継承者としての適合実験が行われた結果『白猿の額冠』に適合。
しかし遺産の出力に対して東欧FHが求めた戦闘能力を得る事が出来ず、情報収集を担当する為に日本支部預かりとなった。
現在は期待された通り、FHの少年男娼として情報収集に努めている。

フリッツ・エーデルハルトは本人の自称だが、それが真実であるかどうかは誰にも分からない。
少なくとも、フリッツが暮らしていた国ではその様な名前の子供の戸籍は確認されていない。

高飛車で生意気。良く言えば子供らしく悪く言えば傲慢。
自分の行いで他者が傷付く事や、被害が及ぶ事に特に罪悪感は抱いていない。
他者へのパーソナルスペースの詰め方が早く、距離感も近いが別に仲良くなろうと思ってそうしている訳では無い。
生き残る為に自分の身体を売る生活を続けていた為、無意識の防衛本能として誰かの庇護を求めて距離を詰めているだけ。

「僕の事、買う？良いけど、僕高いよー？あはっ！」

ソラリスシンドロームとして体内で生成された薬品を、ハヌマーンの力で音…言葉に乗せて対象の聴覚から直接神経に作用させる。
結果、対象はフリッツに対して激しい感情を抱く様になるが、フリッツはその行動を薬品によってある程度操る事が可能。
その為、敵を煽る様な言葉と薬品で激情させ、単純な行動を繰り返させる事によってその攻撃を回避しながら敵を損耗させる。
遺産以外の高いレネゲイド出力を持たない為、トドメを刺すのは味方に任せがちである。

「だって、踏んずけたら汚れるじゃんか。ねっ♪」