「まぁ、若者を導くことには慣れてますから。特に高校生男子とか」

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遥か昔、ブリテン王国にて産まれ、妖精に育てられた過去を持つ正真正銘の魔術師。本物のマーリンに師事し、妖精から習った水の魔術を武器に東へ西へ、そして遥か未来へと赴いて奮闘していた。

遥か未来、自らのような魔術師が世界を救うのだと託宣を受けた彼女は、時が来るまで眠りについた。そして現在、"おそらく、たぶん、きっとこのぐらいで発生する"とあたりをつけた時代にて目を覚ます。

目覚めてからは事件の解決のために世界の裏で暗躍する……予定だったのだが、眠る際に何か不手際があったせいか、託宣に関する記憶が消滅した。要は「そのうちヤバいことが起こる」ぐらいの知識しか持ち合わせていないのだ。

なので、彼女に未来のことを聞いても分からないし「むしろこっちが知りたいんですけど！？教えてくれませんか！！」と逆ギレしてくる。

なお、特殊な経歴ゆえに、この時代にも過去の自分と知り合った人間が存在しているが、彼女の容姿がそれなりに変わっていることと、彼女の記憶がある程度ふきとんでいるため、会ってもお互いに認識できないらしい。