容姿・経歴・その他メモ

　何でも屋でバイトしながら学校に通う明るく快活な高校生で、日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフ。友好関係は一部の人達を除けば広く浅くと感じで、エンタメや時世に強い。西明寺さくらとは所謂昔馴染みで、小学校低学年の時に自身がアメリカに引っ越して以来会っておらず、高校に入ったときに偶然再会した。
　戦闘時は返り血の付着したガスマスクを装備し、長剣のように改造されたチェーンソーを用いて捨て身の白兵戦を仕掛ける。

　アメリカ在住時、母の実家であるマンハッタンで『マンハッタンの惨劇』に巻き込まれる。家族の中で彼だけが一命を取り留めることができたが、目の当たりにした状況を受け入れることができず心は壊れ、生命活動を行うだけの存在になっていた。そうして事件から1年と少しの月日が流れたある日、深層意識で現実を受け入れたのか突如涙が溢れ出したのと同時に感情が蘇った。それから日本に帰国し現在に至る。

　返り血のついたガスマスクは所持者を謎の力で魅了し、装着した者に強制的に殺人衝動を付与する呪物のようなもの。付着した血痕はどれだけ洗っても落ちず、上から塗装しても下から滲み出てくる。
　入手経路については不明で、知らぬ間に手元にありいつ手に入れたのかは自分でも覚えていない。装着するとレザージャケットとチェーンソーが何時の間にか手元に現れる。本来なら一度装着すると外すのは困難らしいが、彼の場合は装着者の精神が強靭だからか、既に壊れているからなのかは不明だが、戦闘が終了すればすんなりと外すことが出来ている。

　マンハッタンでの凄惨な光景と『月に吠えるもの』を目の当たりにした影響によって狂気にさいなまれており、そこにマスクの呪いが作用することで「一番最後に殺した相手に与えた傷と同じ場所に同じ痛み」が幻覚として走ることがある。この痛みは近くでレネゲイドが活性化した際に現れるため、事件の発生を知らせてくれる役割も持っている。

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