容姿・経歴・その他メモ

　
　ＵＧＮ毬手市支部の裏業務で医療チームのリーダーを務めているスタッフ。
　渾名は『婦長』。
　イリーガルだが、殆どＵＧＮエージェントと変わりない状態で働いている。

　ＵＧＮ毬手市支部にスカウトされるまでは傭兵として活動していた経歴を持つ。
　傭兵として戦場にいる時も医療に携わっていた際、『ナイチンゲールの再来』と云われることもあったらしいくらいには、頼もしい（おっかない）女傑。

　ジャームの事は「病巣」と称しており、その「病巣」から患者を守ることやレネゲイド由来の病などの治療をすることを信念としている。

　彼女の城である医務室では粗相をするなかれ。その内容次第では、「細菌滅殺」と言わんばかりに無言でメスが高速で飛んでくる場合がある―――――らしい。


　なお、毬手市支部の居住区に在住。
　有事の際の患者の診断及び治療と、たまに日常の時にやってくる体調不良の者の面倒を見ることが業務となっている。

　支部長であるレノンのこともあり、有事の時以外の暇な時間はレネゲイドの医療に関する論文や治療方法を読み漁り知見を広めるようにしている。
　なお、そこで得た知識を元にして実験には玖櫻の従者が被験体として選ばれている模様。（玖櫻、「一時的に顕現できる従者を提供する」という条件で了承済み）


　淡々とした態度と白黒をつけるようなキッパリした言動が多いが、情の篤いところもある姉御肌な人物。普段、淡々とした態度をしているのは非常事態にすぐに応対できるように心掛けているのと、オーヴァードに覚醒する確率が高く、情緒が不安定になりやすい思春期の子供たちを始めとしたエージェントやイリーガル達の相談相手候補に上がりやすくする為。

　実際、戦場――――主に紛争地帯に身を置いていたことから『表』と『裏』の違いに関してなどの知見が広く、精神病の兼ね合いもあって心理学なども修めているので、何かしらの意見を述べてくれることが多い。（なお、相談内容によっては一言二言だけで速攻終わる事もある）

　病気や怪我に対しては迷いなく「黒」と断定してそれを根絶することを自身の使命としている。そんな性質故に、病原菌に成り得るものに対しては一切の容赦なく排除しようとする。

　レネゲイドビーイングに関しては『誕生過程』が問題なければ「悪」と定めないようにしている。これは、自身が過去に身を置いていた紛争地帯にいたレネゲイドビーイングやレノンと関わった結果の認識でもある。




　戦闘スタイルは隠密を主体とした鋼糸による高射程攻撃。紛争地帯で覚醒した経緯から、最終防衛ラインに立つことも想定した攻守ともに優れた性能となっている。
　



.

履歴

　結局は、世の中には善いものがあるなら当然、悪いものもたくさんある。
　自分は、どうしてもその「悪いもの」が気に食わない性分だった。だから、医者を目指したし紛争地帯にも自ら飛び込んだ。

　ん？何で警察とか裁判官とか、そういう方に行かなかったかって？
　確かに、人にも「悪いもの」がある。だけど、それ以上に「嫌な悪さ」をするのがあたいにとっては「病」であり「傷」だった。それだけのことさ。
　そして、それは間違いではなかったと今も思っている。

　何でかって？それは飛び込んだ紛争地帯で死にかけた時にオーヴァードになったからさ。今の世界の在り方を知って、レネゲイドを知って、あたいがやらなきゃ（叩きのめさなきゃ）いけないものが他にもあるってわかったからね。

　荒事にしても病にしても、その火種が跋扈している場所にいる以上、それが自分の身に降りかかるのは当たり前だ。あたいとしてはオーヴァードにも思う事はあるが、その火種に対してある程度の対抗ができる身になったのは利点ではあるよ。

　あたいの信念は、今も変わらない。病で、怪我で、苦しんでいる奴が居るのならそれを助ける。ただ、それだけさ。



　ただまぁ…………今の現状も悪くはないとは思っているよ。
　手を伸ばしてやれる機会も時間も、限られてはいるが世話してやらなきゃいけない奴らがたくさんいるからねぇ。
　スカウトされた時も、自分の医療の技術や知識に限界を感じてたのもあったしね。それが此処で補えるのも嬉しい限りさ。
　だから、受けた仕事（依頼）はちゃんとこなすさ。『毬手市支部の最後の砦』として、ね。








.

セッション履歴