あなたはどこにでも存在する定命のオーヴァード「達」だ。
定められた命の中で世代を超えてもあなた達はたった一人の不老不死者と関わっていく運命にある。

※PL補足
このハンドアウトを取得したPCの命には必ず限りがある。
非オーヴァードである人間と同様に歳を取り、そしていずれは死ぬ。
よって三話すべてにおいてDロイス「古代種」を取得不可とし、またワークスのレネゲイドビーイングの指定を不可、その他不老不死や長命など、人間の平均的以上の寿命がある設定の一切を使用不可とする。
キャンペーン中は各話によってPCを作成、合計で三つのキャラクターシート、三人のオーヴァードを作成する必要がある。
簡易的な設定としては、第一章は伴侶を亡くし、異能力に目覚めた息子を抱えながら村で過ごす覚醒枠の人間。
第二章は第一章【定命者】の孫にあたる、一年前に覚醒したオーヴァード。
終章は最後の人類であるオーヴァードとなる。
全ての章で特殊な設定が付与されるため、三話全てのキャラクターシートを新規で作成することを推奨する。
PLは基本ルールブックの他、『上級』の所持を推奨する。

第一章【定命者】の孫にあたる、一年前に覚醒したオーヴァード（新規）

ワークス/カヴァー：UGN関係者（イリーガルでも可）/任意
ロイス：［名探偵終里坂］終里坂天命（推奨感情：P尽力/N不快感）
指定：キャンペーンハンドアウト内容に加え、FH関係者およびUGNと敵対関係となるワークスは不可

あなたは祖父母世代から続くオーヴァードの一族だ。
一族には祖父祖母の代から宿敵とする不老不死のオーヴァードがいるらしいが、正直一族の宿敵だの何だのいまいちピンときていないしそれどころではない。
なぜなら自身のオーヴァードとしての能力は一年前に目覚めたばかり。レネゲイドのコントロールに苦戦しているからだ。
そんなある日、一族ぐるみで長年の知り合いである終里坂天命がまた何者かに拐われたとの連絡が息子の浄蓮より入る。
天命奪還のための協力者として紹介された人物は宿敵と因縁のある五十年間変わらぬ姿で生きるオーヴァードらしい。

※PL補足
具体的にはオープニング時点では経験点130点分の能力しか持たない。（130点のキャラクターシートを作成する必要はない）
また【定命者】の両親その他家族の生死はPLの任意であるが、必ず第一章【定命者】の直系の孫であること。
また第一章【定命者】はすでに死亡しているものとする。死因は第一章のエンディングに準ずる。
年齢は十代後半～二十代後半を推奨する。
PCは一年前にオーヴァードとして目覚めて以降、終里坂天命がことあるごとに非オーヴァードの強盗やテロリストに誘拐されるので、救出の手助けを何度かしている。