容姿・経歴・その他メモ

忌宮支部支部員。《祈りの造花》により生み出された武器に込められているレネゲイドをそのまま射出する戦闘員。
クールそうな見た目だが、熱血な自信家。

高校２年生の時、特にどこにも所属していないジャームによるショッピングモール爆破テロ事件に巻き込まれ、姉を庇う形で一度命を落とした時に覚醒した。当時のシンドロームはバロール/モルフェウス。
N市の支部にそのままエージェントとして登録され、世話になり始め、今年で10年目となる。
今から５年前に、《祈りの造花》を継承し幾多の戦いに巻き込まれた結果疲弊したUGNチルドレンの少女が「次の継承者探し」のため多くの一般人を覚醒させようとした事件が発生した。これに巻き込まれた姉は、ジャーム化は免れたもののレネゲイドの侵蝕を止めることができず結果的にジャーム化。チルドレンの少女は死亡し《祈りの造花》の一部となり、次の継承者は佐倉ヶ淵となった。
それまで五年は特に意識もせずにジャームと戦ってきた佐倉ヶ淵だったが、その時に「ジャームにもそれまでの人生があり、元をたどれば人間である」ということを強く意識するようになる。
職務意識は高く、それによって仕事に何らかの影響を出したことはないが、そのような意識の芽生えはたしかに本人にとって変革をもたらしている。

元々は魔眼を武器に変え接近して戦う白兵の戦士であったが、《祈りの造花》を継承したことによりレネゲイドが変質し、ウロボロスのシンドロームを発症した。また、それに伴いそれまでできていた造形・物質生成方面のレネゲイドコントロールに不調をきたし、生成した物質は端から黒い砂となり崩れ去るようになっている。
強烈な「分解」の作用をもたらし、エフェクトに依らない武器を扱う際にレネゲイドを流し込んだだけでこの効果は発動する。
そのため通常の白兵攻撃を行うことができず、一瞬だけ生み出される武器の力を引き出しレネゲイドコントロールで攻撃を行う型へとシフトした。ウロボロスシンドロームの発症と《祈りの造花》の継承に伴い魔眼も黒い薔薇へとフォルムチェンジしている。
白兵時代に同一の武器を二度作ることができなかった、さらに新たに作り出した武器の扱い方を本能で理解していたことはウロボロスシンドロームのレネゲイドを色濃く有する《祈りの造花》への適正への端緒。

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