容姿・経歴・その他メモ

〇概要と人物像

一人称:俺 二人称:お前 手前等 三人称:彼奴ら あの野郎orアマ

好きなもの:修練、山菜採り、動植物
嫌いなもの:卑怯者、無益な諍い、縁日以外の喧騒

一セルを束ねる優秀なFHエージェントではあるものの、普段は山野を駆け、只管に表向きは修行僧として修練を重ねている変わり種のオーヴァード

そのためセルの運営責任は実質的に同セルに所属している別のエージェントにあり、セルリーダーとしてはお飾り状態である

性格は短絡的では無いがあまり深く周りのことを気にしない性分で、基本的に思うままに行動する

基本的に何を考えているのか読みずらく粗野で口が悪い上、人間より単純な思考を行う動物のほうが気が合うなど獣じみており、野生的という言葉が似合う

無辜の一般市民を殺傷するような内容を含む任務は好まず、裏切り者や悪党だけを相手とすることを望みとしている

意固地で頑固なところもあり、譲れないものは譲れないとハッキリと分けるタイプでもある

餌付けには弱いが、肉類に関しては自分が殺したもの以外は基本的に普段は口にしない(緊急時を除く)

フルパワーで戦った後は猪一頭を丸々平らげないと空腹感が治まらないなど、かなり燃費が悪い

また、鼻が利くなど、感覚が鋭いオーヴァードには普段は少し獣臭く感じるらしい

出家してから与えられた姓名は『険しい道でも己を主人公とし、童のように無邪気に歩んで行け』という意味が込められている

〇過去や来歴

代々、優秀なエージェントを選出してきた名家の生まれであり、彼もその素養に期待をされていた

然し、当の本人は身体が大柄に育っていくばかりで特別な力を持たないように見える上、何を考えているかも分からない様子から『期待外れ』『出来損ない』『知恵遅れ』のレッテルを貼られ冷遇される



その実態は


ある時、静かに瞼を開閉すれば周囲は血に染まり…

瀕死の重症を負った家内の、啜り泣く声や助けを求める声で満ちた、乱雑に描き殴られたような地獄絵図が拡がっていた

リザレクトによって生きてはいるが、立ち上がることは叶わず…童行が少し身動ぎをしただけで、小さく彼らからは絶え絶えに悲鳴が上がる

『お、お前……な、ん……そんな……力…どこに…』

『ク……ソ……親父に……言い…つけ…て…』

そんな呻き混じりの怨嗟の声を無視し、無惨にも潰れて地面に落ちた小鳥の雛と、その巣を拾い上げる

冷たくなって、動かなくなった小さな生命(いのち)

ここで醜悪に息をしている連中よりも、ずっと儚く尊い生命が、こんな下衆共の手によって失われた

その事実に、静かな怒りと悲しみが心を満たす


人の悪意に晒され続けた彼は、悪意を持って他者を害する卑怯者や悪党には容赦をしない

その拳は時に悪であると断じれば、同じ任務に就く相手であったとしても容赦なく奮われるだろう

無論、力を奮うべき時とそうでない時を理解しているため、明確な悪意を持たない相手には基本的に彼の存在は無害であると思われる

〇能力

修練を積んだことで"常"に戦闘形態を維持している状態であり、乗用車程度なら軽く持ち上げられる

ノイマンらしく、単純な力押しではなく脳波の制御によって精密かつ高度な戦闘スキルを遺憾なく発揮し代謝なども制御も思うがまま

鍛え抜かれた肉体と脳波のコントロールの元で繰り出される徒手空拳は、多くのオーヴァードを圧倒し葬ってきた殺人拳である

また、代謝を制御することで感情や痛みをも抑制し、厳しい戦いや環境でも耐え抜くことができる

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