中流階級程度の家庭に男女の双子として生まれた。
両親が奇妙な能力を操るローラントを脅威とみなし、非オーヴァードである“普通の”妹から引き離したがったため、幼くして遠縁の親戚に引き取られた。

幾ばくかの養育費と引き換えにやって来た厄介者は、血縁とはいえ歓迎されず、出来る限り存在が目立たないようにと制限の多い窮屈な生活を送ることとなる。
腫れ物扱いと自由の無い生活に辟易していたある日、ひょんなことから自分が誰も知らない抜け道を簡単に通ることが出来ることに気が付き、深夜に家を抜け出した。

実の両親の元に帰ろうかと一度だけ実家を訪ねてみたが、影を操り覗き見た「自分と瓜二つの“一人娘”を可愛がる平和な3人家族」の光景に淡い期待も砕けることとなる。

半ば茫然自失で別の町へと歩き、放浪の末にラウレスアレア付近の治安の悪い区画に留まるようになった。
暫くは能力を悪用することも厭わずその日暮らしを続けたが、ある日ついに足を踏み入れたラウレスアレアにてブランと出会い、彼のセルに所属することを決める。

（ローラントの中で幼少期に育った双子の片割れ＝一人娘として育てられていた妹という認識は薄く、あまり印象が結びついていない。今思えば容姿からしてあれが双子の妹だったんだろうな、という感じ）

・Laurent（仏）男性名…「月桂樹（ローリエ）」に由来。

・月桂樹…学名の種小名である nobilis（ノビリス）は「高貴な」「気品ある」を意味する。
花言葉「栄誉と勝利」「幸運と誇り」
別名：スイートベイ

・ハイエナ（鬣犬）
・go getter（英）…やり手、敏腕家、野心家

・ファシキュリン…蛇毒に含まれる神経毒。

ブラン・アントリュー 尊敬／劣等感 自分が付き従う唯一の頭。
ラットマン 同情／侮蔑
PC2：氷室血雪 親近感／隔意
PC3：森野銀次 感服／脅威
PC4：リシャ 好奇心／憐憫
アンジェロ 誠意／不安

【裏HO設定】
ラウレスアレア付近にいた頃に一般人の出自ながら好戦的な姿勢と珍しいシンドロームを見込まれ、UGNに保護された。斥候向きの能力と相手に警戒されにくい容姿、肝の座り方からラウレスアレアへの赴任を検討され、副支部長の任を命じられる。
ローラントとしてもFHの道を選ぶつもりは特になく、単純な自由と居場所を求めての放浪だったためあっさり承諾。

ちなみにUGN副支部長とはいえ、セル内であからさまな裏工作をすればブランの顔に泥を塗ることになると考え、アンダーグラウンド内No.2には純粋な実力でのし上がった。