容姿・経歴・その他メモ

「おっすガキどもよく来たな。私はデータを取りたくてウズウズしてんだ」
「何目指してもいいけど職場は選べよ。お姉さんとの約束な」

「同じ過ちは繰り返さない。それが科学だ」

N市にあるUGN第8研究支部(通称:第8研)の支部長を務める、痩身の研究者。元はFHの研究セルにいたが、非道な方針に反発してUGNに渡り、数多の研究成果で信頼を築いてきた才媛。
言動はぶっきらぼうだが支部メンバーを研究対象として愛しており、科学者としての矜持も持ち合わせる姐御肌。猛毒を固めた大量の飴を常備し、戦闘時には融解・変形させて撃ち出す。ただし戦闘で侵蝕率が上昇すると、体内の毒が活性化し吐血してしまう。
好きなものは素麺と子供、嫌いなものは油ものと卑怯者。趣味はレネゲイドの研究と、チルドレン向けの科学教室。特技は口の中で毒を固めて飴を作ること。禁煙中。

経歴

高血圧の治療薬で高名な薬学者の娘として生まれ、自らも研究者を志す。大学時代には当時表向き教職として活動していたFHエージェントの景山 一夜に師事。(彼による秘密裏のレネゲイド投与が原因で)オーヴァードに覚醒し、それをきっかけに彼からFHへの勧誘を受ける。しかしチルドレンたちを非道な実験の材料として使い潰すFHのやり方に耐えきれなくなり、景山を含むFHの研究成果を持ち出してUGNと交渉、アールラボへと渡った。その後はアールラボでの研究に従事して数多の功績を残し、元FHという経歴を補って余りある信頼を勝ち取る。アールラボとの連携を強化したUGN支部の新設に伴い、N市に配置される第8研究支部の支部長に任命され今に至る。

人物

がさつな態度は彼女なりの親しみであり、研究対象と壁を作らず向き合おうとした結果。そのため大雑把なようでいて仕事は真面目。
過去にチルドレンたちを犠牲にしてきたことはトラウマで、子供には甘いきらいがある。支部メンバーを敢えて研究対象と呼ぶのも、FH時代のような扱いをしなくとも成果を出せると証明するため。科学は人々を幸せにするものと信じ、犠牲を強いるような実験は決してしない。
専門はレネゲイド薬理学および毒性学。FHから持ち出した技術とUGNで得られた知見を織り交ぜたメソッドで知られ、レネゲイド活性化薬“ブラックアビス”及び“パープルテンプター”の開発にも大いに貢献した。

能力

能力は有毒物質の生成・分泌と、魔眼を用いた力場及び限定的な時間の操作。瞬間的に多量の毒を生成できないため、予めスティック状の魔眼に毒を纏わせ、飴状にしておき大量に持ち歩いている。
戦闘時には重力制御で飴を鏃状に融解・変形させて射出。毒は高粘度かつ強力な出血毒であり、魔眼による時間加速で急速に浸透し、命中箇所周辺の体組織を瞬時に壊死させる。さらに高い腐食性で多少の装甲は溶かし崩すほか、対象のレネゲイドに反応してその毒性を増す。
唾液腺から毒を分泌し、口内で飴を生成するため、常にスティック状の魔眼を咥えている。十分な量が集まると口から出して時間加速で固め、髑髏の描かれた紙に包んで鞄に放り込む。本人曰く手の塞がる時間が惜しいのと禁煙のため。
毒の生成量自体に限度はないが、極めて強い毒性が身体を蝕むことから、普段は少量ずつの生成にとどめている。ただし戦闘やエフェクトの使用で侵蝕率が上昇すると毒が活性化し、吐血などの症状を引き起こす。一方で猛毒に慣らされた免疫機能は並ではなく、非オーヴァード向けの毒物はほぼ効かない。

UGN第8研究支部

現場のデータをもとにした研究と、治安維持の機能を兼ね備えた支部。設立や人選にはアールラボの意向が強く反映され、専門のチームや設備を持つラボが併設されている。
通常の支部と同じく地域のレネゲイド関連事件への対処やオーヴァードの保護に加え、他では扱いきれない特異なオーヴァード及びレネゲイド関連事象の研究も担う。第8研は支部長の専門分野から、オーヴァード向け医薬品の開発や臨床試験も行っている。

セッション履歴