爪を自由自在に伸ばして人体の急所に突きつける戦闘スタイルを得意とする。単純に伸ばすだけでなく、一部分だけを伸ばして尖らせるといった運用も可能。
伸びた爪はブレインブレイド（ヤチヨは爪切りと呼んでいる小型ナイフ）で適宜短く切り揃えている。

圧倒的な人殺しの才能があるので、『どこが脆くてどこを突けば効率的に人体を破壊できるのか』が相手を一目見ただけで分かる。その瞬間だけは、普段の抜けていて不安になる動きからは考えられないほど機敏かつ精密に事を済ませる。

少年兵として働いていたのは陽炎の戦場から少し離れた紛争地帯。
元はオーヴァードではない雑兵として扱われていたが、持たされていたナイフ1本で潜入してきたオーヴァードを一方的に殺害し、それが切っ掛けで覚醒したことによりオーヴァード兵として扱われ始めた。
かなり腕は立つが複雑な命令は全く覚えられないため、簡単かつ大雑把に指令を与えられて放逐される鉄砲玉のような扱いを受けていた。

上昇スパイラルがうんたらとかいう本はごみ捨て場で拾った。
それっぽいことが書いてあるが中身はスカスカ。余白も多いしまとめれば10ページくらいに収まる。
著者はMAYUMI。インクの無駄でしかない粗大ごみだがヤチヨには刺さったらしい。