とある貴族の生まれ。5人兄弟の4番目。
生まれた頃には没落して決して裕福だったとは言えなかったが、家族仲は良く、兄弟の中でも紅一点だったため溺愛された。
幼少の頃、夢の中で一人の尼僧に出会ったことで覚醒。
以降、眠る度に魂が実体となって動き回る”夢遊”に悩まされることとなる。
寝ている間は内裏内を自由に走り回れることに快感を得たのもつかの間、出会ったのは百鬼夜行とそれと戦う検怪異使達であった。
物の怪と戦う術など無かった幼い彼女を救い、この特殊な”夢遊”も見鬼の力によるものだと見抜いたのは他でもない五条権大納言であった。
それからというもの百鬼夜行や物の怪騒ぎが発生する度にどこからともなく生霊姿で駆けつけてしまう童子に困った検怪異使は弟子として起用。最初は戦を観戦し記録するという形で参加していた。
童子でありながら戦術の吸収が早く、その後彼女の綴る言の葉に力があることが発覚してからは本格的に検怪異使の任務を任されることとなる。

その頃、五条権大納言に想いを募らせ書き留めていた和歌が、作者不詳・誰に宛てたかも伏せた状態で知り合いの女房に公表されたことがきっかけで瞬く間に口伝で有名になる。
検怪異使であることを周りに告げずに活動していたこともあり、（父親には誰に宛てたものかと大変問い詰められたが）逆にこの事件を利用して正体不明の「謎の歌人」としての活動を始める。
歌会に呼ばれれば、使いの女房姿や男装の姿で赴き徹底して”謎の人物”としてふるまっている。

曰く、「検怪異使の任はうつつの出来事かもしれませんが、余にとってみれば夢の中での出来事。その夢の中で何度も出会っているのです。……意識しないわけがないでしょう…？」

単のかさねの色目を調べて出た『花橘』（白、淡青・青・白・より淡朽葉・淡朽葉）より
キャラデザ完成させて改めて調べたところ、青＝緑であり、オレンジと緑のめちゃくちゃ派手な色の組み合わせだったことから、逆にネタとして使用。

カイコガ：白いもっふもふの蛾　絹を生産する蚕の成虫　成虫になっても飛ぶことはできない
→転じて当時の女性の身分のメタファーというか、血筋と文化を重んじる平安社会において、その人が誰なのかという個人はあまり重要視していると感じなくて、蚕も絹作りのために家畜化されて、繭ができれば成虫になる前に茹でられる運命に共通点を見いだせた＋白もっふもふ＋和服をデザインに入れたかった

シュレディンガーの猫：繭の中身も開けてみなければわからない→男か女かどちらでもふるまえる
夢で出会う：思い人の象徴

『惜しからざりし命さへ』五条権大納言　〇純愛/不安　検怪異使佐としてお仕えするお方。つい、からかいたくなるんです。
『』播磨局(はりまのつぼね)　〇連帯感/不安　播磨の国の民の生活が不安ですね…。できる限りの支援をいたしませんと！

チャットGPTくんにお願いするということを覚えた。

『おほきみの　みことの葉にも　さからへず　夢としりつつ　花にこころ寄す』（AI作成）

現代語訳：
父上の仰せには逆らいませぬ。
けれども――
夢と知りながらも、私は花（恋）に心を寄せてしまうのです。

『あやまちと　知りつつ空を　見あげゐぬ　文もたらすか　鴉（からす）ひと声』（AI作成）

現代語訳：
いけないことだとわかっていながら、私はまた空を見上げてしまいます。
あなたの便りを運んでくれるかもしれない、あの鴉のひと声を待ちながら。

※おまけ
『ひのとりの　ゆきふみわけて　あさぐもに　はしりゆくかも　ほしのやひとつ』

現代語訳：
火の鳥が、雪を踏み分けて、朝雲のなかを駆けてゆく。
空には、星の矢がひとすじ、放たれていた。

2話戦闘中
『うをなるや　おんなのかげに　まよへども　つちはのかぜに　こころさだまる』

現代語訳：
魚なる女の影に心が迷えども、地霊（つちは）の風が吹く今、心が定まった。

※いつかやりたいと思っていた、戦術のコンボ名を和歌にするをどうにか戦闘中にねじ込んだの例。

EDの返歌
『しのびゐて　つたふることの　なかりしを　こころのはしに　きみぞたゆたふ』

現代語訳：
ずっと胸に秘めてきて、
伝える言葉もなかったけれど――
心の片隅に、あなたの気配が揺れているのです。

ちょっとだけ変更する前↓
『しのびゐて　つたふることの　なかりしを　こころのはしに　きみはゐにけり』

現代語訳：
ひそやかに思い続けて、
伝える言葉も持たぬままにいたのに――
その心のほとりに、
あなたがふいにいらしていたのです。

※せっかく長いこと五条権大納言への想いを重ねていたのに、すぐに心が写るのは薄情が過ぎると思ったのでちょっと変更。
少し朝光くんを意識してることと、ようやく自分の中で秘め続けていたものを出せたかな、というのが伝わっていたら嬉しいな。
ずっと何を思っているのかがわからない姫なのは嫌だったので。


3話　チャットGPTくんに一緒に考えてもらいました

ゆめのよを　はなれいでつつ　かひこのを
きみとあゆまむ　あさひのなかに

現代語訳：
夢の世を離れ、繭を出て――
あなたと歩もう、朝日の中へ。

△ファンアウト　
×・バタフライエフェクト（HRp.81）セット　単体　対象が次に行う判定の達成値+５　ラウンド継続
〇・チェックメイト　（UAp.38）オート　単体　あなた以外がダメージロールを行う直前　ダメージに＋[LV×2]D　シナリオ1回

×風の渡し手→戦場の魔術師（HRp.82）リミット　前提《アドヴァイス》対象3体　シナリオ[ＬＶ+1]回

他候補
・援護の風＋ウィンドブレス（EAp.74/78）オート　単体　ダイス＋5（LV）＋達成値[LV×3]　ラウンド1回
欠点：リミットゆえに他も削らないといけない

・ハードビート（EAp.76）メジャー　攻撃力+[LV×2]
今となってはみんな強いしいいかなーの気持ち

・波紋の城塞（EAp.76）セットアップ　範囲(選択) 至近　装甲＋[LV×3]
欠点：「範囲(選択) 至近」
　

カヴァー／ワークス：指定なし／検怪異使佐
ロイス：五条権大納言　　推奨感情　P:友情／N:不安
QS：明けの明星（p78）

生まれつき見鬼の力が強かったキミは内裏内でも変わり者として有名であり、いつしか五条権大納言より内ま内の"検怪異使佐”を任されるようになっていた。そんなある日、噂好きの女房から“影鬼の話を聞いていた時、五条権大納言から危急を知らせる式が届いた。どうやらキミの力が必要なようだ。

ロイス：播磨局(はりまのつぼね)　　推奨感情　P:連帯感/N:不安

　キミは近頃、不思議な夢を見る。女が海で泣いている──あるいは女の涙が海となっているのだろうか？そんな夢だ。
　ある日、五条権大納言より式が届く。播磨の国が物の怪が原因と思わしき水害に悩まされており、そこの検怪異使佐である“播磨局(はりまのつぼね)”から救援要請が来ていると。キミはしばし京を離れることにした。