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･容姿
赤毛の髪が特徴的な少年、体格は良く身長も平均的であり、顔はかなり整っている。

･経歴
UGNに所属する両親の間に生まれ双子の兄を持つ少年、生まれた時からオーヴァードとしての力を持ち、正しく使う様言い付けられていた。
兄とは、よく喧嘩をし優秀な兄に一方的に跳ね除けられ負け続けていた。
それでも両親からは確かに平等に愛され、兄とも少し仲良くはなくとも家族としては平和に過ごしていた。

だがある程度成長し情緒が育った時、両親から告げられた。
自分は兄と思っていた人間の複製体だった事を。
兄がもし何かに巻き込まれ命を落とした時、自分はその代役を務める、その為に作られた存在であると。
信じたくなかった、冗談だと思いたかった、だが紛れもない事実である事はそれを話す両親の顔で察してしまっていた。

そこからは家族との間に深い溝ができ、性格も荒れ粗暴になっていた、学校もサボり一人で過ごす事が多くなったが。
幼い頃からの友人である山田雫花に構われ続け、やがて徐々に彼女に心を開く様になる。
日々が過ぎていき、自分の事情も話し受け止めてくれた彼女に依存していく。

そんな日々が続く中、悲劇が起こった。
きっかけは些細な物だった、今朝家族と少しいざこざがあり機嫌が悪い中、雫花の言ういつもの冗談に少しイラっとしてしまい酷い発言をしてしまう、そのせいで空気が悪くなり喧嘩別れの様な形でその日は解散してしまい、謝れずに居た。

そして…その翌日雫花は死んでしまった。
会う事も許されず、ただメールだけが送られた
『この街をよろしく』、その一言だった。
最初は理解できなかった、心の整理が追いつかなかった、だがそれ以上に自分のした事に罪の意識が大きく生まれ、その罪悪感から粗雑な生き方をやめ鉢園市を護る為に暗躍し始める。


･彼という個人
複製体である自分という存在を忌み嫌っており、それに悩まされる日々を送る。
誰かに頼りにされる事を望んでいて、それは自分が作られた後結局不必要だった事が判明したからである、その事が心に深く刻まれている。
その事もあり元々はかなり荒れた性格をしていたが、1年前の出来事から人が変わった様に態度が軟化し、むしろ今は弱気な面が深く強調されている。
心根は優しくとも何処か素直になれず、遠回りになったり、言いたい事を言えない様な状態であり人付き合いは寧ろ悪化した。

今は両親や兄は日本支部の本部に居る為、鉢園市で一人暮らしをしている、人の居ない生活に慣れ始め、雫花が居なくなってからは本格的に一人で過ごしている

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