「……自分で始めたこととはいえ。
なんでこの俺様が、こんなバカを演じないといけないんだ」
「バカが直感だけで物事を上手く運べるなんてある訳ねぇ〜だろッ！ 全部俺様の計算の内だっつうの……！」

上記の性格は、レジスタンスリーダーをやる上で作り出したもの。本名は"宝剣 渚(ほうけん なぎさ)"。"刀原博士"は、研究者としての名前である。
本来はUGNに協力し、レネゲイドウィルスを研究する若き科学者だった。悪人では無いものの、自身の才覚を過信する傲慢な性格。
自身の才能からして、もしオーヴァードになったらノイマンはまず間違いないだろうなと思っていたが、まさかのモルフェウス。しかもピュアで、"申し子"の性質を持っていた。感染確認後、シンドロームを確認した宝剣は少し荒れたという。

『刀原』が持つカリスマ性も、作戦も、戦闘方法も、全て宝剣の計算の上で成り立っていた。
性格を偽っている理由は、自分が元副生徒会長であった事がバレるリスクを少しでも減らすため。(バカを演じていれば元生徒会だと考えられることすらないだろう、という考えのもと。)

学園D.C.生徒会の面々のことはなんだかんだ仲間だと思っており、特に紅蓮のことは尊敬していたので、
今回の一件に関しては何一つ納得していないしだいぶ怒っているし、寂しくも思っているのでとことん真実を追求する所存。