短い黒髪。僅かに茶色がかった瞳を持つ大柄な青年。
実直かつ真面目。基本的には性善説を信じる性格。
だが、数々の激戦を潜り抜けてきた経験から勝利の為にはある程度の犠牲は仕方がない、と冷静な判断を下す事もある。
但しその『犠牲』の中に、守るべき人々を加える事を良しとしない。
藤村圭吾は、そんな不器用な人間である。

防衛隊に所属する青年。
入隊直後に発生したレネゲイド災害に対処中にジャームに襲われて死亡────そして覚醒した。
元々本人に射撃の素質があった事から、防衛隊内部では主に中隊支援を勤め着実に戦果を上げている。
優秀なオーヴァードでもあった事から、数年前にストレンジャーズに配属され現在に至る。
階級は二尉。社交性が豊かという訳では無いが、UGN、ストレンジャーズ、オーヴァードに対して特に偏見を持っている訳では無いので、UGNとの協力任務に派遣される事が多い。
偏見を持ち合わせていない、とはいえ少年少女を戦地へ送り込むUGNの方針には疑問を抱いており、その疑問をUGNにぶつける事もある。
しかし大きな問題行動を起こす訳でも無く、任務には誠意を。仲間には敬意を持って人々を守る為に戦い続ける兵士。
家族は健在(両親と弟、妹が一人ずつ)だが、この仕事に就いた時から自分が先立つ覚悟は決めており、家族にもそれは伝えている。