容姿・経歴・その他メモ

　UGN欧州支部の大深度地下隔離房に収監されている懲役999年の服役囚。罪状は多岐に渡るが、行った罪その物は大規模テロの一言に収まる。
　彼女は地中海に作られた人工島で大規模な破壊活動を行い、多くの人命を奪い島その物も木っ端微塵に吹き飛ばすという大罪を犯し、地元当局に身柄を拘束され、裁判で懲役999年を言い渡された。

　彼女はUGNイリーガルであり、世界でも有数の腕を持つ外科医であった。彼女は人工島『イゾラ・デル・ソル』の大学病院に勤めていた。
　ある時、FHのテロを察知してUGNと協働して対処に動き、そして何もかもが失敗に終わった。
　たった一人生き残った彼女はカバーストーリーの罪を総て被り、囚人として収監されたのだった。

　彼女は収監されておきながらもなお、人の為に働く事を諦めてはいなかった。彼女はUGNの幾つかの危険なミッションに捨て駒同然に参加する事で恩赦による外出許可を得て、非公式に難病患者の代理執刀の機会を得ていた。
　今回もまた、彼女は患者の命を救うために、恩赦による一時外出許可を得るべく、危険なミッションへと身を投じて行く。



能力：過去改竄による事象否定、及びそれに伴う因果律の『しわ寄せ』の集約
過去を改竄して『それは起こらなかった』とする能力。ただし純粋にそれだけを行うとエントロピーが減る事になる為、因果律はそれと同等の現象を何処かに『しわ寄せ』という形で引き起こすのだが、その因果律を僅かに操作する事によってその『しわ寄せ』を任意の位置に集約させる事が出来る。
具体的には攻撃のダメージを消し去った後に、そのダメージと同等のダメージを相手に寄せる事によって、次に何かの拍子で受けたダメージを爆発的に増大する事が出来る、という一連の流れが一つの能力となっている。つまりは、誰かの受けたダメージを別の誰かへとおっ被せる能力、と言えるか。
これは医療の現場でも使うことができる能力であり、例えば腫瘍の『転移を』『無かった』事にすることで完全に腫瘍を摘出したりと言った奇跡の医療を行う事が出来る。腫瘍の転移は物理的なエントロピーとしては極小である為、自分の身体に集約する事で簡単に消化する事が出来る。彼女はこの能力の小規模利用によって、多くの患者の命を救って来た。

セッション履歴