容姿・経歴・その他メモ

・暴走すると鳴花への憎悪と憧憬、愛情が噴出する

いつだってあなたは、私よりも少し上をいった。
ノイマンでもないのに、外交の全権を任されたピュアハヌマーンの女の子。
放っておけばいいものを、その姿が気に入らなくて。私は何度もあなたに挑んだ。
何度だって戦った。勝つためなら何でもした。それでもあなたに届かなかった。
それが酷く不愉快で……、それなのに、あなたはいつでも優しかった。
そんなある日、UGNがFHに襲われた。今まで見たことも無いような総力戦だった。
私は一生懸命戦った。でも、敵のエースを相手にした時、私は逃げる事しか出来なかった。
そんな相手にもあなたは戦って、瀕死になりながら、それでも勝利した。
それを見て、初めはあなたを殺すチャンスだと思った。疲弊しきった今なら難なく殺せると。
なのに、私の手は動かなくて。それどころか、あなたを必死に生かそうとした。
そして、私は私の感情に気が付いた。
「わ た し は あ な た に な り た か っ た」
だから、あなたは負けちゃいけないんだ。あなたは私の理想なんだから。
だから、私は勝てないんだ。あなたは私なんかに負けたりしないから。
私がそう願った時、私の中で何かが変わった。私の中での何かが、私をあなたみたいにしてくれた。
でも、私はあなたにはなれない。あなたのように強くはいられない。
それでもせめて、その形だけでも同じになりたい。
だから私は、あなたと同じように戦うの。
例え私が奈落迦に見える月だとしても、その全てを写したいから。

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