ごく一般的な家庭に生まれサッカーにのめり込むごく普通の子供だった　Aは、
ある日ＦＨが起こしたジャーム事件の被害者になった。
その日を境に子供の妄想は最悪の形で現実になり両親も家も失った。
運よくオーヴァードに覚醒し生還するも、ＦＨが行った実験の後遺症かレネゲイドウィルスに未知の影響が現れ、
利き足も失ったまま再生することはなかった。

それまでの人生の全てを失ったＡはＵＧＮに保護された生活の中で年頃の少年らしく、
自分を救い保護してくれたＵＧＮの人達をヒーローのように思い、
自分も同じように誰かを助けられる人になりたいという考えになっていく。
そしてＡは憧れと復讐を胸にＵＧＮチルドレンとなった。

足が無いながらも出来る事はあるはずと、出来そうなことにはなんにでもがむしゃらに手を出した。
自分が思っていたより器用だったためかどんなことでもそこそこの評価を受けたが、器用貧乏の域を出なかった。
その中でも狙撃手の役割なら後方から狙い撃ってればいいし、あんまり動かなくていいと思い狙撃手になるも現実は甘くなかった。
居場所を知られた狙撃手は真っ先に殺される。１発撃ったらすぐに移動する必要がある狙撃手では当初成績は振るわなかった。
狙撃手は向いてないのかと落ち込むＡに、その時氷室蓮が言葉をかける。
「お前は小器用で年の割には色々経験している。なら他の分野の経験を注いでお前だからこそ解るのやり方で一芸に通じればいい。
　お前は多分そっちの方が向いてる」
という言葉に感銘を受けて氷室に弟子入りし、またより積極的に色んな知識や経験に触れるようになった。

氷室がＦＨに寝返った時はこれが現実なのか信じられなかった。
ＵＧＮは自分を救ってくれたヒーローで、ＦＨは非道な目的で虐殺を行う絶対悪だった。
どんな理由があれＦＨに組することは許せない。せめてこれ以上罪を重ねる前に弟子の俺が師に引導を渡す。
そう誓い、いずれ氷室と戦うため、自分なりのやり方を模索しながら記憶の中の氷室の背中を追ううちに、
いつしか器用貧乏は、長腕“｜彼方伸びし手《サウィルダーナハ》”と呼ばれるようになった。

ロイス：氷室 蓮　推奨感情　P：尊敬／憧れ　／　N：疑念／失望
あなたはUGN所属のスナイパー。
そして――《Cold Trigger》こと氷室 蓮のかつての弟子だ。

彼に狙撃を教わり、彼の技を真似、彼の背中を追ってきた。
しかし三年前、彼は仲間を裏切り、FHへと寝返った。
彼が引き金を向けた理由は今も不明だ。

そして今、あなたに与えられた任務は、
「《Cold Trigger》の排除」――かつての師を撃つこと。
君にかつての師を撃つことは出来るのだろうか。

判定：100↓：13D10@8 　ダメ：11+4D(22)　　　　　　= 33
　　　　 1T：13D10@7 　　　　11+80+4D(22)+4D(22)　= 135
　　　　 2T：18D10@7 　　　　11+6D(33)+5D(27.5) = 71.5
　　　　 3T：18D10@7 　　　　11+4D(22)+5D(27.5) = 60.5