ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

蒼乃 菫 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

夢の護り人(シュトルヒ・トラオム)蒼乃 菫(あおの すみれ)

プレイヤー:奏夜

大丈夫、だいじょうぶ。心配しないで、痛くないよ」





ふたりで一人の兄妹だから
    この子のことは、おれが護る』

年齢
18
性別
星座
魚座
身長
158
体重
血液型
B型
ワークス
UGNチルドレンB
カヴァー
高校生
ブリード
クロスブリード
シンドローム
エンジェルハィロゥ
モルフェウス
HP最大値
23
常備化ポイント
6
財産ポイント
4
行動値
13
戦闘移動
18
全力移動
36

経験点

消費
+34
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 ずっと一緒。いつも夢の中で二人で内緒のお話するんだよ。…姿が見えない?うーん、私が寝てるときに来てるから、またどこかに行っちゃってるのかなぁ
双子
経験 小さなころの記憶がほとんどない。というより、一部が断片的にない。それにいつも何かあるときに、急に眠たくなって起きたら全部終わってる。不思議だね。
記憶喪失
邂逅 孤児院にいた時、迷子になっていたら白いお兄さんが森のおうちにいた。その人は驚いていたけど、一緒ののうりょくを使えるってわかって、お願いしてそれからたまに会ってはモノの作り方を教えてくれたの。兄さんも何か教えてもらってたんだって。聞いても教えてくれなかったけど…。
友人
覚醒 侵蝕値 生きたい、確かにそう思った。意識を飛ばしたその時に聞こえた、優しい聞きなれた声。『大丈夫、だいじょうぶ。痛いのも、苦しいのも、おれが、代わってあげる。だから…生きて』 目が覚めたら知らない人と自分の身体が変わったことについて話された。
18
衝動 侵蝕値 『落ち着け、おれが壊れたら、この子が消える。その前に、全部、ぜんぶ、壊してやる。』
破壊 16
侵蝕率基本値34

能力値

肉体1 感覚6 精神1 社会1
シンドローム0+1 シンドローム3+2 シンドローム1+0 シンドローム0+1
ワークス ワークス1 ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃2 RC1 交渉
回避1 知覚2 意志2 調達2
知識:レネゲイド2 情報:UGN2

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 戦闘用人格(デュアルフェイス) あなたはふたつ目の別人格を持っている。あなたの浸蝕率が99%を超えた際、あなたが行うあらゆる判定のダイスを+4個する。ただし、あなたが行うバックトラックのダイスの数が1個される。(上級 P36)
シナリオ るり(治癒の力を持つ少女) 庇護 不安 今回の任務で出会った女の子。たくさん怖い思いしてたから、守ってあげたい。でも、私にちゃんとできるかな…?お名前がなかったって言われて、一緒に初めて見たお花の名前をつけた。お花の名前、私と一緒!
”双子の兄” ユウキ 幸福感 脅威 大事な兄さん。昔からそばでずっと助けてくれるの。ちょっとだけ心配性なところもあるけどね。夢の中でお話してるのが、毎日のたのしみなの。…いなくなったりしないよね?
先生/師匠 天野獄(あまの ひとや) 信頼 不安 小さいころに迷子になった時に出会って、(半ば強引に)能力について教えてってお願いして、先生(師匠)になってくれた人。物を作れるようになったのも先生のおかげだよ。でも昔も、あの事件の時もなんとなくいつか消えちゃいそうなくらい透明な人だなって。でもこの前様子見に行ったとき、なんだか明るくなってた。いいことあったのかな?
隊長のおにいさん 秋庭 汰嶋 好奇心 不安 今回の任務でお仕事一緒になった隊長さん。戦ってるの見たけど、先生と同じなのかな・・・?でもちょっと怖い顔してたから任務足引っ張らないようにしなきゃ…

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
ウサギの耳 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
聴覚の指向性を高めるエフェクト。GMは必要と感じたなら〈知覚〉による判定を行なわせてもよい。(R2.P82)
万能器具 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
大気中やその場にある物質を使って、日用品を作り出すエフェクト。GMは必要と感じたなら〈RC〉による判定を行なわせてもよい。(R2 P140)
光の銃 1 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 2
光を集めて射撃武器を作るエフェクト。そのシーンの間、あなたは以下のデータの武器を作成し装備する。 種別:射撃 技能:〈射撃〉 命中:0 攻撃力⁺[Lv+2] ガード値:- 射程:視界 (R2 P78)
小さな塵 5 メジャーアクション 〈射撃〉 対決 武器 2
精密射撃を行なえるように、知覚能力を強化するエフェクト。このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を+[Lv×2]する。(R1 P100)
コンセントレイト:エンジェルハイロゥ 2 メジャーアクション シンドローム 2
組み合わせた判定のクリティカル値を-Lvする。(下限値7)  (R1 P169)
ギガンティックモード 1 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 範囲(選択) 武器 3
武器を分裂させるエフェクト。このエフェクトを組み合わせた攻撃の対象を範囲(選択)に変更する。ただし判定後にあなたの装備している武器はすべて破壊される。(R1 P141)
砂の加護 3 オートアクション 自動成功 単体 視界 3
対象が判定を行なう直前に使用する。その判定のダイスを+LV個する。このエフェクトは1ラウンドに1回まで使用できる。(R2.P136)
神の眼 1 リアクション 〈知覚〉 対決 自身 至近 2
全知覚を使って攻撃を避けるエフェクト。この判定を組み合わせた判定で、あなたはドッジを行なえる。(R1.P98)
リフレックス:エンジェルハイロゥ 2 リアクション シンドローム 自身 至近 2
組み合わせた判定のC値を-Lvする(下限値7) (R1 P171)

コンボ

〈留鳥〉

組み合わせ
【小さな塵 Lv5】【コンセントレイト:エンジェルハイロゥ Lv2】
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
0~99%
6
8
2
13

6dx
《コンセ LV2》:C値-2 10-2=8
〈使用技能固定値〉:+2

6+1dx
侵蝕率ボーナス:+1dx
《コンセ LV2》:C値-2 10-2=8
〈使用技能固定値〉:+2

6+2dx
侵蝕率ボーナス:+2dx
《コンセ LV2》:C値-2 10-2=8
〈使用技能固定値〉:+2

【光の銃 Lv1】 攻撃力:[Lv+2] 1+2=+3
【小さな塵 Lv5】 攻撃力:[Lv×2]5×2=+10
3+10=+13

〈七曜の星〉

組み合わせ
【小さな塵 Lv6】【コンセントレイト:エンジェルハイロゥ Lv3】
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%以上
6+4
7
2
16

100%以上
6+3+4dx
侵蝕率ボーナス:+3dx
《コンセ LV3》:C値-3 10-3=7
〈使用技能固定値〉:+2
Dロイス効果:+4dx

130%以上
6+4+4dx
侵蝕率ボーナス:+4dx
《コンセ LV3》:C値-3 10-3=7
〈使用技能固定値〉:+2
Dロイス効果:+4dx

ダメージ
最低保証:+1dx
【光の銃 Lv2】 攻撃力:[Lv+2] 2+2=+4
【小さな塵 Lv6】 攻撃力:[Lv×2]6×2=+12
4+12=+16

〈渡り鳥〉

組み合わせ
【小さな塵 Lv5】【コンセントレイト:エンジェルハイロゥ Lv2】【ギガンティックモード Lv1】
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
範囲(選択)
射程
視界
侵蝕値
10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
0~99%
6
8
2
13

6dx
《コンセ LV2》:C値-2 10-2=8
〈使用技能固定値〉:+2

6+1dx
侵蝕率ボーナス:+1dx
《コンセ LV2》:C値-2 10-2=8
〈使用技能固定値〉:+2

6+2dx
侵蝕率ボーナス:+2dx
《コンセ LV2》:C値-2 10-2=8
〈使用技能固定値〉:+2

【光の銃 Lv1】 攻撃力:[Lv+2] 1+2=+3
【小さな塵 Lv5】 攻撃力:[Lv×2]5×2=+10
3+10=+13

〈流星〉

組み合わせ
【小さな塵 Lv6】【コンセントレイト:エンジェルハイロゥ Lv3】【ギガンティックモード Lv2】
タイミング
メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
範囲(選択)
射程
視界
侵蝕値
10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%以上
6+4
7
2
16

100%以上
6+3+4dx
侵蝕率ボーナス:+3dx
《コンセ LV3》:C値-3 10-3=7
〈使用技能固定値〉:+2
Dロイス効果:+4dx

130%以上
6+4+4dx
侵蝕率ボーナス:+4dx
《コンセ LV3》:C値-3 10-3=7
〈使用技能固定値〉:+2
Dロイス効果:+4dx

ダメージ
最低保証:+1dx
【光の銃 Lv2】 攻撃力:[Lv+2] 2+2=+4
【小さな塵 Lv6】 攻撃力:[Lv×2]6×2=+12
4+12=+16

〈慧眼〉

組み合わせ
【神の目 Lv1】【リフレックス:エンジェルハイロゥ Lv2】
タイミング
リアクション
技能
知覚
難易度
対決
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
0~99%
6
8
2

6+1dx8+2
【感覚】:+6dx
侵蝕率ボーナス:+1dx
〈知覚〉:+2
リフレックス:C値-2

6+2dx8+2
【感覚】:+6dx
侵蝕率ボーナス:+2dx
〈知覚〉:+2
リフレックス:C値-2

〈炯眼〉

組み合わせ
【神の目 Lv2】【リフレックス:エンジェルハイロゥ Lv3】
タイミング
リアクション
技能
知覚
難易度
対決
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%以上
6+4
7
2

6+3+4dx7+2
【感覚】:+6dx
侵蝕率ボーナス:+3dx
Dロイス効果:+4dx
〈知覚〉:+2
リフレックス:C値-3

6+4+4dx7+2
【感覚】:+6dx
侵蝕率ボーナス:+4dx
Dロイス効果:+4dx
〈知覚〉:+2
リフレックス:C値-3

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
光の銃 射撃 〈射撃〉 0 ⁺[Lv+2] 視界 エフェクト。光の銃
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
コネ:UGN幹部 1 コネ 〈情報:UGN〉 情報に通じたUGNの幹部。〈情報:UGN〉の判定ダイスに+2個する。(R1 P179)
コネ:手配氏 1 コネ 〈調達〉 〈調達〉の判定のダイスに+3個する。1シナリオにつき1回ままで。(R1 P179)
携帯電話 0 その他 携帯電話。シンプルでも多機能でもどちらでも良い。(R1 P180)

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 15 149 0 0 164 0/164
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「こんにちは、よろしくね」
「できれば穏便に…あはは、駄目かなぁ…?」
「大丈夫、だいじょうぶ。いたくないよ」

横浜に住むUGNチルドレンであり、MM地区支部に所属している。
基本穏やかな性格で面倒見がよい。

孤児院出身で左目は視力がないため隠している。痛覚が鈍いのか怪我をしても気が付かないことの方が多い。
ただ耳はいいので小さな音なども気になるタイプ。大きい音が鳴るのは苦手。
両親のことは正直覚えていない。ただ目が見えなくなったのは父親らしき人から叩かれたからであることはなんとなく覚えている。
双子の兄である「ユウキ」といつも一緒にいる。ただ周りには見えておらず、本人も夢の中でお話したり、起きたらそのときあったであろうことが書かれたメモが入っていたりしている。
それが昔からなので本人は特に気にしていないが、周りから「兄なんかいない」等兄の否定をされると今までになく取り乱してしまうという少々メンタルが弱い一面も見せる。
戦闘などの時は驚きからなのか、急に意識がなくなり眠ってしまう。
ただ口々に言われる。〈夢の護り人〉は夢を見ている間、人が変わったようになると。そんな記憶はないけれど、きっと双子の兄のことなんだろうな。とのほほんと思っている。

コードネームは彼女のことなのか、はたまた夢の中にいる彼なのか。

双子の兄について

『…ふたりで一人の兄妹だからな。この子のことは、おれが護らないと』
『お偉いさんは頭が硬い奴ばっかなのか?妹になんかあったらどうしてくれんだ』
『きみの悪い夢も、悪い奴も、おれが全部たべてあげる。君はだから、わらって、生きて』

死産した双子の兄…ユウキの魂がレネゲイドウイルスとなって妹である菫にとりついたあと彼女のもう一つの人格として出てきたもの。
基本的には入れ替わることはないが、戦闘など妹の身に危険が及ぶ場合のみ彼女の意識を眠らせて代わりに戦闘をする。
感覚など五感は全て正常のため、妹には見えない左目も見えるし鈍った痛みも感じることができる。
それは彼が妹から「悪いものを感じないように、見えないように、忘れるように」と願ったからかもしれない。

記憶の共有は一方通行であり、兄から妹に情報を渡すときは基本メモで書いてポケットに入れている。
過去の記憶など、トラウマになるものなどは彼が「食べて」忘れさせている。菫が覚醒した時のことや親のことを覚えていないのは彼が彼女には必要ない記憶、思い出だと感じたものを排除していっているからだ。
ただ彼女もどうして目が見えないのか、お母さんはいないのかなど疑問に思ったことは聞いてくることがあるのでその時は多少簡単にだが教えたりしている。

文字は読むことは出来るが漢字を書くのが苦手。
『ユウキ』という名前は、生まれる前に母親が名前を呼んでいたのをふんわり記憶に残していたため。ただ漢字で書いた名前は見たことがないため、自分で書く時はカタカナで書いている。漢字でかくと『優輝』である。
メモの時はひらがなで書いている。

自分が人間でないことについて、たまに起こる事件で人間がオーヴァードになってしまうことを受けて、一時期悩んでいたことがある。
自分は彼女の本当の兄ではない。彼女を護る為ならなんだってしようという気持ちから、あの時表に出てきた。
けれどそれは彼女にとっては本当はただの枷でしかないのではないか。
そんなことを悩んでいた時に師匠が言った。
「君たちは二人で一人の兄妹だろう?お互いに思いあって、傍に居てくれるだけで安心できるものだ」
妹の方は今日君と何をしたか楽しそうに話すくらいには君のことが大好きみたいだから、心配いらないと思うが。と
それ以来少し気持ちは軽くなった。

過去話(いろいろ注意です)


ゆうきおにいちゃん…私が眠った後に遊びに来てくれる、私とそっくりの男の子。
「わたしとおんなじおかおだぁ!」とはじめに言ったとき、男の子は
「おれとすみれはふたごだからね。やっとおはなしできるね」と笑っていった。
私には兄がいたんだ、なんでお母さんは教えてくれなかったのかな?とかいろいろ考えたけど、おにいちゃんは笑って「大人にはいろいろあるのかもね」と少し寂しそうにした後「すみれ、あそぼっか。何して遊ぶ?」と言って手を差し伸べた。
聞きたいことはたくさんあるけど、今は今まで遊べなかった分、お兄ちゃんとあそぼう。

お母さんはお兄ちゃんの名前を出すとひどく苦しそうに、悲しそうな顔をして、謝りながら私を部屋に戻す。
理由を聞きたいけれど、お母さんのそんな顔を見たくなくて、お母さんには言わないようにした。
ずっと夜の間内緒で二人で遊んでた。でもある日。
「菫、まだここに居て」
急に兄さんがそんなことを言い出した。そろそろいつも遊ぶのを終わる時間だったから驚いた。
理由を聞いても答えてくれなくて、戸惑っていると突然大きな音がした。
お母さんが何かを落としてしまったのだろうか。兄さんの静止を聞かずに私は体を動かす。
「だめだ、今起きたらいけない!!」
兄さんのそんな声が聞こえた気がした。

音がするところに向かうと、だんだん音が大きくなる。何かを叩いている音。
部屋はぐちゃぐちゃになって、知らない男の人が立っている。床に向けて何度も何かを振り下ろしている。
そこに横たわっているのは。
「…お母さん?」
その声に気付いたのか、男の人がこちらを振り返る。その人は真っ赤になっていて。ゆらりとこちらに歩み寄ってくる。
「やっぱり子供隠してやがったか…」
そんな言葉を言いながらその人は私に向かって棒を振り下ろした。
叫び声をあげる間もなく、何回も振り下ろされる。痛い、痛いよなんて声は届かない。
「(このまましんじゃうのかな…)」ふとそんなことが頭をよぎった。けど同時に「生きたい」と思った。
まだ兄さんとお話してないことがたくさんある。お母さんも助けなきゃ。
片目はもう見えないけど、体は痛いけど。まだ、生きたい。
でももう、限界かも。
『…大丈夫、だいじょうぶ。痛いのも、苦しいのも、おれが代わってあげる。だから…、生きて』
意識が途切れる瞬間、聞きなれた声がした。


『さて、いろいろと言いたいことはたくさんあるけど』
流れる血を拭いながら、腰を抜かした男に目を向けながら小さなピストルを作る。
傷はふさがった。痛みは少しあるけど問題ない。

『大事な妹を護る為ならおれは何でもできるんだよ』
兄としてなのか、身体を得た事での防衛本能かはわからない。
けれどこの子だけは、妹だけは生きてほしい。そう願った。

『…覚悟できてんだろうな、くそ親父』
記憶の奥底にあった情報にいた、不明瞭な存在。
こいつは消してもいいだろう。妹には必要ない。生かしても意味がない。
とどめを刺す前に、誰かが呼んだ警察にそいつは捕まっていったから結局は何もできなかったけど。
その時一緒に来ていたどっかの職員?に妹と連れていかれた。
…あの子が起きるまで、話を聞いておこう。あの男みたいに危害を加えるなら容赦しない。

「おはよう、兄さん」
あれから少ししてUGNの系列の孤児院、栄山孤児院に引き取られた。私が寝ている間に、お母さんがいなくなってしまったのだという。
兄さんに聞いたら、少しためらったけど、「父さんみたいな人が来て、菫にひどいことしようとして、母さんも巻きこまれちゃったんだ」と教えてくれた。お母さんは遠いところに行ってしまって、今はどこにいるかわからないのだという。
のうりょく?とかよくわからないけど、兄さんがゆっくりでいいよって言ってくれたから、ゆっくり頑張ろうと思う。
周りの人には兄さんのことは上の人?以外には言わないようにしてる。だって、みんなが「いないのに、嘘つきだ」なんて言うんだもん。ちゃんといるのに。大事な家族なのに。兄さんが「言わなくていいよ」って言ってたから、周りには内緒だ。


『…今日は何して遊ぼうか?』
夢の中で二人で遊ぶ双子の過去話。




「ゆうきおにいちゃんとあそんだの!」
あの子は突然そんなことを言い出した。それを聞いた私は驚いた。
だって、確かのこの子には兄がいた。けれど産んですぐに死んでしまったのだから。
…いや、死んでしまったというより、わたしが殺してしまったのかもしれない。
この子の父親は正直わからない。お金に困って、危険な仕事に手を出して、いつの間にか身ごもっていた。
一人でも大変だというのに、二人なんて無理だ…なんて思ってしまった。けれど子供は産んであげたかった。
それが聞こえていたのかわからないけれど、ゆうきが死んでしまったのを思い出すとそう思わずにいられなかった。
娘にはきっとわからない。けれどもしかしたら、ゆうきは私を恨んで出てきたのかもしれない。そう考えると怖くなって、娘が「ゆうき」の名前を出した瞬間に、思わず娘を部屋に閉じ込めてしまった、
困惑した声をしながら娘は扉をたたいている。その音を聞きながら、私は謝り続けるしかなかった。
「駄目な母親でごめんね…」
娘に、そして産んであげられなかった息子に対しての謝罪は誰が聞いてくれるのだろう。

昔のお客が、私たちの家に来た。
なんでも私のせいで家庭がめちゃくちゃになっただとか、なんだとか。
手には棍棒が握られている。それを見て血の気が引いた。殺されるのも時間の問題かもしれない。
けれど、あの子は、あの子達だけは守らなきゃ。
どうか今は目を覚まさないで、こっちにきちゃダメ。
殴られながらも必死に抵抗する。できるだけあの子達のところに行かないように。
何も出来なかった私の、あの子達に出来る唯一のことだから。

『おかあさん、あとはおれに任せて』
そんな声が聞こえたとき、私の意識は落ちていった。

不思議な白いお兄さんについて

栄山孤児院に引き取られてからなんとか周りとうまくやっていけていたが、時折周りと喧嘩になることがあった。
兄についてである。
たしかにいつも寝ているときにひょっこり現れては夢の中でずっと遊んだり、話したりしていた。
でも周りはそれが見えてないから、嘘つきだ、とか、ほんとはいないんだろとか言われて、施設から飛び出したことがある。
ただ途中で迷子になってしまって森の中を歩いていた時に、小さな小屋を見つける。
ノックをしても返事がない。どうしようと思っていた時に後ろから声がかかる。
「…ここで何をしているんだ」
振り返るとそこにいたのは白い服を着たお兄さん。驚いたような顔をしているけど、明らかに不審がって身構えてるのがわかる。
迷子になってしまったことを伝えると、ため息をついたあと家の中に入れてくれた。
どうやらここは隠れ家?みたいなものらしい。最低限1人で生活することが出来るものしか置いていない。話しているうちに、お兄さんが長く生きてることと、自分と同じものを作ることが出来る力がある事に気付いた。
でもずっと歩いていて疲れてしまったのか、そのまま寝てしまった。

…妹の目を通して見ていて、出てきてしまった。
彼に自分に文字の書き方、力の使い方を教えて貰えないか、とお願いした。自分は妹と違い、他の人間の前にはあまり出てこないようにしていたから、人に教えてもらうことが難しいからだ。半ば強引に使い方を教えてもらえないかお願いした。お兄さんは渋ったけど、最終的には折れて少しづつ教えてくれることになった。
あともうひとつ、妹にもものを作る力について教えて欲しいと頼んだ。彼はここまで来たら、と教えてくれることになった。

目が覚めてからお兄さんが兄さんに頼まれたからと物作りを教えてくれた。小さなものを作る所からということで、鉛筆と紙を作った。これで兄とも話せるだろう?と言っていた。文字はお兄さん…先生に少し教えてもらった。施設に戻ったらもう少し教えて貰おう。

そこから時折小屋に行っては教えてもらう、というのを少し繰り返していた。
(菫は『先生』ユウキは『師匠』と勝手によんでいる)

しばらくして。
施設からも出て、支部に所属して仕事をし始めた頃に久々に住んでいた地域に帰省することになった。そこでゆっくりしていたところ、とあるオーヴァードが1人の人間をオーヴァードにした、その事件の関係者の兄妹と件のオーヴァードの様子を見ておけという通達がきた。
話を聞いて、なんとなくザワザワする感じがしつつ件のオーヴァードのいる場所へ向かう。
着いて、彼を一目みてわかった。そのオーヴァードは先生だったのだ。先生は少し驚いた様な顔はしたけど興味無さそうにそっぽを向く。
『元気でしたか、先生』
『……ここから離れるときに、忘れていいと言っただろう』
『んー……そんなことも言ってましたね。でも、先生の事覚えてるよ、私』
『……そうか』

あの時から変わらず、目を離すと消えちゃいそうって印象は変わらない。
けどこの事件のことは、ハッキリわかる。
『あの男の子を助けるためにしたんだよね、先生』
この人が意味もなく、誰かを巻き込むなんてことはしないと分かっていたから。
先生の心の音が、まだ生きようとしているって感じたから。
『私たちは、先生を信じてるよ』
自分と兄を同等に扱ってくれた、優しい人だから。

最近ひょこっと顔を出したとき、前みたいな暗い感じが少し薄れて柔らかい雰囲気になっていた。
何かあった?と聞くと、彼は笑って言う。
『ずっと会いたかった人にようやく会えたんだ』と。

コードネームについて

夢の護り人…ユウキのこと
シュトルヒ トラオム(直訳:コウノトリの夢)
…コウノトリは母親が子殺しをすることがあるとの事。『夢の中でなら一緒にいてもいいよね』

セリフ集(使うかわからん)

〈光の銃〉(使う時小さな光を手に持って祈る)
『ちゃんと身を守らないとな』
『光にも物にも意思があるって、師匠が言ってたんだ』
『力になってな』

〈砂の加護〉
自分に使う時
『…光だけがおれ達の味方だと思うなよ』

味方に使う時
『援護するよ』
『目の前の障害は無くすに限るよね』

〈渡り鳥〉
『広く、遠く、その羽を広げろ』
『さあ、飛んでいけ!』

〈流星〉
『……光ってのは、どこにでもあるんだよ』
『星に願い、かけてみるか?』

〈慧眼〉〈炯眼〉
『絶対当てさせるもんかっ……!!』


カラーコード:#7058a3(菫色)
★自己紹介
名前:蒼乃菫(あおの すみれ)(人格変更時:ユウキ)
コードネーム:“夢の護り人(シュトルヒ・トラオム)”
年齢:18 誕生日:3月15日
性別:女(人格変更時:男)
ワークス:UGNチルドレン
カヴァー:高校生
シンドローム:エンジェルハイロゥ、モルフェウス
Dロイス:戦闘用人格(デュアルフェイス)
好きなモノ:兄、先生、鳥、星、ドーナツ(もちもちのやつ)、歌うこと
嫌いなモノ:怒って手が出る人、大きな音
戦闘スタイル:射撃アタッカー。ダイスを増やす援護もできる。
一言:「足を引っ張らないように、お仕事頑張ります」

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 34
1 10/3~ エレウシスの秘儀 ひかり PC①奏夜PC②羽響さんPC③那綺羅さんPC④mainさん

チャットパレット