容姿・経歴・その他メモ

4つ子の末弟。他の３人は全員女性。姉には昔から振り回されがち。
幼い頃から病気がちで、１年のほとんどを病院で過ごしていた。友達といえば、病院の庭にいる猫と、いつからか知り合ってよく見舞いに来てくれた皆藤 時辰(かいどう ときたつ)、動物図鑑とEテレだけだった。
16歳の時にオーヴァードとして覚醒したが詳細は不明。その場に時辰がいたことは覚えているが、聞いてもはぐらかされる。その後は病気がちな体が嘘のように健康になり、学問の道を目指す。
32歳までイリーガルとしてUGNに協力する傍、各地の大学で教鞭を執っていたが、タナトスにまつわる事件を機に退職。その後は、UGNを含むレネゲイドに関する厄介ごとを遠ざけるように、静かな場所を選んで点々と居を変えつつ、手慰みに大衆小説を書いている。
表紙の擦れた文庫本を大切に持っている。


タナトス(皆藤 時辰)
少年期の燭の見舞いによく来ていた4つ年上の男。16年かそれ以上前からの友人。UGNイリーガルらしいが、燭と仕事が被ったことはない。人となりは嫌という程知っているが、いまいち素性は知らない。ちょっと胡散臭い若作り眼鏡。
以上が『タナトス』以前の燭から時辰に対する印象だった。
実際は20年前の輸送機墜落事故で解放されたRB。皆藤時辰の名前は、とあるUGN支部の支部長だった男と愚者の契約を交わした際、代償として貰い受けた名前。16年前に不治の病に侵されていた燭をオーヴァードとして覚醒させ助けたことで、人を助ける喜びを得た。
死を起源に持つ時辰は人間を死から救うことこそが「救い」だと思っており、そのために賢者の石を作り出そうとする。面影島事件の再来を防ぐため、燭はUGNエージェントと協力してやむなく時辰を消滅させた。
燭が大切にしている文庫本は、時辰と最後にゆっくり話したときに、時辰が持っていたもの。

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