名前：マキナ・グラウン、24歳。AB型。
表裏の激しいタイプ。
名前はコードネーム。

俺、私

表の性格は非常に明るく、人当たりの良い。
ただ、"仕事"になると一変。非常に残忍で私情は一切挟まない性格に変貌する。

いつ覚醒したかわからない。それもそうだ。彼は生まれたその時からオーヴァードだったのだ。
能力を使用し、気味悪がられて、虐げられ続けた。
そして感情のままに行動し、■■■した。

全てを破壊しつくしたのち、FHエージェントに拾われることになる。

事件をUGNとゼノスの協力者と解決したのち、一輪の花“紫苑”と彼女の好きだった酒を持って墓の前にいた。

「…よう。お前の好きだった酒、持ってきたぞ。
　…お前と飲む酒は、美味かった。…俺は、お前の分まで生きるからよ…見守っててくれよな。」

そう言い残し、花を供えて墓を後にする。

彼が向かった先は、FHの日本支部。

「｜紅の閃光《ガイア》…これは何だ？」

「退職届です。」

「許す訳ｇ」

「お言葉ですが、前々から決めていたことです。…今回の一件で理解しました。
私には、誰かを守るための力が足りない。それに、FH…いや、組織にいることとやること自体が
あまり得意ではないのです。
…あなたなら、わかるでしょう。ディアボロ。」

「…これから」

「？」

「これからどうするつもりだ。ここを抜けて、お前に何が残る？」

「何も残らないからいいのです。真新しく事を始められますから。」

「ハァ…お前は一度決めたら曲がらないからな…分かったよ。上には俺から報告しておく。」

「…ありがとうございます。春日さん。」

ディアボロに礼をして、HFを後にする。

数日後ーー。

自分の店を一番信頼できる人材に任せて、全国を何カ月間か旅をして、
オーヴァードとしてさらに強くなることになる。

「さて、行くかぁ。」

この時の｜紅の閃光《ガイア》には知る由もないが。