女性にしては比較的高い身長と腰下にも届くほどのロングヘアの黒髪と黒目の女性。
視力が低く相手を睨みつけるように目を細めてしまう癖があり、それを隠すために常にサングラスをかけている。
感情の抑揚も少なめのクールビューティで任務に対しては忠実かつ冷徹。しかしプライベートはやや世間ずれしたトボけた面がちらほらと見受けられる。
趣味はアニメ鑑賞、温泉・サウナ巡りとバッティングセンター通いで普段表に出してないストレスを発散している。

元はFHの施設で《遺産》の適合実験の被験体として扱われていたがUGNにより施設が襲撃された際、それに便乗して反旗を翻してFHを裏切った。以後はUGNの施設にてチルドレンとして扱われその後正式なエージェントに。現在はUGN日本支部Y市支部所属エージェントのリーダー格の一人として、支部長の懐刀として任務に従事しつつ離れ離れになった弟の行方を捜している。

『信仰の火』と呼ばれる己の身長ほどの長大なマスケット銃の《遺産》と契約をしており、対価として著しく視力が低下しているが戦闘中はエンジェルハイロゥ・オルクスの知覚能力・状況把握能力に加え《遺産》によってもたらされた超感覚を用いた変則の中長距離の銃撃戦に特化している。

両親に売られたのか、それとも拉致されたのか、物心ついた頃には弟と共にFHの施設でFHチルドレンとして生活していた。厳しい訓練によって戦闘能力を磨かれたものの使い捨ての道具同然の扱いを受けた上に《遺産》への適合実験などにも強制的に参加させられ徐々に不満を溜めこみ反逆の意志は灯していった。

転機が訪れたのは自身が12歳の頃。施設がUGNによって襲撃され混乱状態に陥った際に好機とみて反旗を翻した。施設から脱出するために行動をしていたがFH・UGN双方から敵と見なされ双方からの攻撃を受けたその際に弟と離れ離れになり、最終的に施設を制圧したUGNによって自身も拘束されてしまう。

自身が《遺産》と契約していた事や高い戦闘能力を保持していた事、そしてFHへの反旗を企てた事なども加味されてUGNチルドレンとしての扱いを受け入れるのであれば制限下ではあるが自由を与えると取引を持ち掛けられそれを承諾。一般常識や社会生活を身に着けるため学園島へ送られそこで18歳までの間を過ごし卒業する。

その後、自身の転機となった施設への襲撃に参加していた当時のエージェントで現在のUGN横浜支部の支部長でもある神余椿月によりスカウトされてUGN横浜支部所属の正式なエージェントとして活動を開始。元FHらしい冷徹な判断を平然と下しながらいくつもの任務を成功させ支部の勢力拡大の立役者の1人となった。

現在は後輩エージェントの育成をしながら自身も変わらず任務に従事しながら、生きている望みは薄いと分かりつつも襲撃の際に離れ離れになった弟の行方を探し求めている。

モルフェウスの能力によって状況に応じて最適化された《遺産》のマスケット銃から放たれた弾丸をエンジェルハイロゥの知覚能力によって索敵した対象に対してオルクスの領域操作能力によって自由自在な軌道を操り撃ち貫く戦闘特化の能力。銃弾を指揮棒を振って指揮するかのように操るその姿から独銃奏(ガンサンブル)と称されるようになった。