容姿・経歴・その他メモ

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日本の旧家に生を受ける。しかし産まれてすぐレネゲイドウィルスに感染し、シンドロームを身につける。その結果を受け入れられなかった両親から疎まれ、座敷牢に閉じ込められて育つ。
そのまま数年陽の光所か両親の顔すら見ずに過ごしていたが、ある時家がジャームの襲撃を受け座敷牢が破壊される。自身の持つシンドロームでその場から逃走するも一族は壊滅した。
能力の把握、またはただ生にしがみついていただけかもしれない。それでも死にたくないとそれだけを思い独り行く宛てもなく闇の中を歩いてきた。そんな中、UGN日本支部長の霧谷雄吾と出会う。初めは警戒していたものの彼の人柄に触れ心を許していく。彼への感謝と共に育まれた劣等感は、ゆっくりと彼女の心を蝕んでいった。自身の能力を認められ、UGNに誘われるも断ったのはその劣等感が。───人からの注目され、自らの意思に真っ直ぐな彼が、酷く眩しく思えて。自身の過去を、何も持たない自分を恥じて。どうしても隣に並ぶことは出来なかった。
それでも、霧谷雄吾への感謝は、信頼は確かにあるので、UGNイリーガルとして恩を返す道を選択した。


過去の経験から自分の力だけしか信じられなかった。自身を守れるのは私の血だけ。血を。血が。血で。血は。血は私を護ってくれる。血は私を助けてくれる。傷が増える。血が増える。私を護ってくれる。痛い、痛い、いたい。……私の血、私を助けて。お願い、誰か、私を必要として。

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