政治家、大友雄二の一人息子。
幼少期は市の議長である雄二に厳しく育てられた。
勉学もスポーツの優秀であれと言われ続け、模試や大会で優秀な成績を修めてきた。
オーヴァードにはいつの間にか感染しており、イリーガルとしてとりあえず色々勉強はしたが、
自分には戦う能が無いと知り知識として知っているだけ。父も知っていて、UGNとのつながりがある。
高校までは市で生活をしていたが、大学は都心にある父の母校に入学する。
そこで妻、ハルカと出会う。自然と二人は仲良くなっていき、恋仲へとなっていく。
両親にご挨拶を済ませたりと、順風満帆な学生生活を過ごした。
大学卒業後、自分はもう少し学業を修めたいと大学院へ進学。
ハルカは一度社会を体験するとのことで、就職した。

それから数年後、自分も市の議員になるのだろうということで実家に戻り、議員になる。
しばらくして父が急病で床に臥す。
そこから猛活動し、父の代わりに弱冠27歳で市長になる。
その間に一人娘が生まれ、溺愛していた。

しかし、そんな順風満帆な生活を憎む者もいれば。
政治権力の性で恨みを持つものが居た。
彼らは"プレデター"伊庭宗一に殺害を依頼する。

家に帰ればいつもの明るさが無くなっていた。
嫌なほど家に籠る血の匂い。
足を踏み入れると銀の一閃が煌めく。
肩が抉られ、居間に飛ばされる。
居間には既に息を引き取っているハルカと娘の姿。
それを見て、気絶してしまう。こうして生きる理由をすべて失った。

一命はとりとめた。UGNが駆け付けてきたのだった。
伊庭宗一は既に家を立ち去っており、自分だけが生き延びたそうだ。
社会的に死んだことになり、伊庭の再来を防ぐため落合タロウに名前を変え、姿を擬態の仮面で変えた。
生きるという行動をただ漫然とこなし、フリーのオーヴァードとして日々を消費していく。
UGNに入るという選択肢はなかった、妻を娘を助けられない組織に何の価値も感じなかったからだ、

そんなある日、一人の少女が襲われているところを目にする。
きっと娘が大きくなっていたらそれぐらいだろうな、という背丈の子だ。
気がついたら身体は動いていた。
彼女を救い出し、小佐古支部に届ける。

支部長は自分が市議長だった時からの知り合いで、話は簡単に通った。
かつてのコネや政治家の繋がりを貸すことを条件に自分も支部に所属することを懇願する。
最初は娘と重ねていたが、それは違うと割り切っている。

市議長の時は身長もスタイルも顔もよかったとか、なんとか。