概要

「くーちゃん、行きましょう。」
昔の風習が色濃く残る閉鎖的な村出身のUGNチルドレン。
幼い頃に「九尾の狐と遊んだ」と周囲にうっかり口を滑らせた事で”狐憑き”とされ、一ヶ月間座敷牢に捕らわれた経験がある。
その後、噂を聞き付けたUGNによって引き取られ、土衛の元で調整を受けてUGNチルドレンとなった。
現在は表向きは景星神社の巫女として住み込みで働きつつ、UGNチルドレンとして活動している。
常に丁寧な物腰と落ち着いた雰囲気だが、ルールを優先させる傾向があり融通の効かない一面もある。
また、現代社会にあまり馴染みきれていない為、現代の遊びや機器に疎い。
座敷牢での経験がトラウマとして根強く残っており暗く、閉塞的な場所が大の苦手。


一人称：私
二人称：◯◯様

性格

大人しく控えめな性格。
過去の座敷牢に捕らわれた際、泣き叫んでも助けが来なかった経験から感情の発露を「無駄」と認識してしまい、UGN加入直後は他人に対して感情の発露を見せない状態が続いていた。
他人と話す際に敬語かつ様付けで話すが、これも村内と言う目上の存在しかいなかった狭い世界で生き残る為に手に入れた彼女なりの処世術である。
ここ数年で余裕が出てきたのか多少軟化している模様。
また同時に「このままUGNチルドレンとして活動していいのか」と自身の身の振り方も考え始めている。
箱守 燐とはほぼ同時期にレネゲイドコントロールの訓練を受けた仲。
以降、他の人間とまた違う彼女に対する自身の感情に戸惑っている様子。

能力『天狐空現(フォクシィ・フレンズ)』

彼女が幼い頃に見た”九尾の狐”の正体であり、彼女の能力。
閉鎖的かつ自身と年齢の近い人間がいない環境下で友達を欲しがった結果、生み出した彼女のイマジナリーフレンド。
それが能力により実体化したと推測されている。
狐雨はくーちゃんと愛称を付けて呼んでいる。
レネゲイドの調整、確認、訓練の結果、重力干渉能力が判明している。
九尾の狐の目を開眼させ睨んだ対象周辺の重力を操作する。
この狐はあたかも自身の意志で動いている様にも見えるが、実際は彼女の無意識下の行動である。
…しかし、調整中にほんの一瞬だけ自己の意識がある素振りを見せた、と言う話もある。それ以降、観測が出来なかった為本当に制御下でなかったのか、それとも計測機器の故障だったのか、不明である。
少なくとも現在この狐が自己の意識を持っている素振りを見せたことはない。

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