容姿・経歴・その他メモ

──絶望に堕ちてしまえれば、楽だったのに。

本名　静浦緋沙芽（しずうら　ひさめ）
　本来の戸籍は既に死亡済み扱いとなっている。
　監禁期間での時間感覚の狂いなどの影響で正確な年齢は不詳。同様に実験の影響で血液型も従来式の判別ができなくなっている。
　外観や精神的な面から現在はおおむね高校生くらいと判定され、実際に高校にも通っている。

　６年ほど前、２４区から逃げ出したあとは都内をストリートチルドレン的に渡り歩いたあと、ＦＨの"裁定者"リーブラの庇護下に一時入っていた。
　リーブラの庇護下で２４区から逃げ出せていた職員の始末をしたあとの現在、リーブラとの契約は一応切れている。ただ、生活費のために主に彼女経由のＦＨ案件やたまにＵＧＮからの依頼を受けて、能力を活かした傭兵まがいの仕事をこなしている。なお、コードネームはリーブラが勝手につけた。
　２４区壊滅と封鎖は聞き及んでおり"普通なら"姉も他の子も死んだろうと思うも、なんとなくそれはハズレだろうという謎の確信がある。

　逃亡の過程で無能力者の研究員も多数殺していること、脱出後も職員の始末に手を染めていたため殺人にあまり忌避感はない。その分目が死んでる。
また普段はおくびにも出さないが、只１人逃げ延びた等々の事情もあり精神面ではちょっと危うい。

　普段は物静かで目立たない生徒を演じている。というより、人との交流を最低限に絞っているの方が正しい。
　実験の過程で髪と瞳の色が変色している。そのため、普段は《天使の外套》で誤魔化している。


　戦闘スタイルは"先手必殺"。《真昼の月》で拡大した視界内の目標を気付かせることもなく射抜く。ただ、一定以上のオーヴァードに対しては火力不足であるため、実際は少しばかり運用の難しいタイプといえる。能力が一点特化型で、特に運動神経は凡人レベルのため接近戦は不得手。

＊＊＊

　自分だけ生き残ったことによる拭いがたい罪の意識、根拠のない２４区残存の確信、滅ぼすべき実験、よくできた姉、笑顔を忘れなかった仲間達……闇"絶望"の中に光"希望"を見た。
　だからこの身は、彼の地を完膚なきまでに滅ぼすためにまだ残っている。例え、唯一人の姉を殺してでも。

　姉に対する感情は複雑。姉妹、家族としての情はあるし、あの地獄でなお正気と正しさと慈愛の心を保っていたことへの恐れもある。ただそれ以上に、衝動に呑まれてあの優しい人が消えたのならば、殺すのは自分でなくてはいけないという強迫観念が彼女の動機。

　両親は健在、らしい。一度だけ家の中を覗き見したが、未だに姉妹の部屋はそのまま残され、失意の中くらしているのを確認している。
　しかし彼女に戻る気はない。戻れると考えていない。罪を犯し、人ならざる者に変貌した自分の居場所はそこではないと定義したのだ。

履歴

PC②　シナリオロイス：XS-001
貴方は東京に住むオーヴァードだ。貴方と貴方の姉ははかつて東京地下に存在するFHの実験施設、通称東京24区に捕まっていた。
ある時姉の機転により逃げ出すことに成功したものの、それからすぐに24区は壊滅、封鎖されたと知る。当然、姉も死んだのだろう。
それから数年、失意の日々を送っていたある日リーブラと名乗る人物が現れ、貴方にこう告げた。
「貴様の姉、XS-001は生きている。24区に再び挑む気はあるか？」

１話後
　姉の髪飾りと共に自分の髪飾りを母に返し、以後の自分を《射殺す闇》「神月氷雨」と定める。それに伴って長かった髪もばっさり切った。
　物静かな性格演技は変えていないが、険が取れたのはなんとなくクラスメイトにも察されている。実際、以前よりずっと人当たりも良くなっている。
新規〈フラッシュゲイズ〉1
成長〈小さな塵〉+1〈天からの眼〉+1


２話後
２４区の生き残りとの邂逅、交流を経て、生き方について少し考えを進めることが出来た気がしている。
だからだ。
だからこそ、其れを無為に帰す黒き死を止めなければならない。
新規
成長〈フラッシュゲイズ〉+2　〈小さな塵〉+1〈天からの眼〉+1

３話後
　決戦の後、吐き出されたヒガスミ(仮称)と戦地に残りUGNに保護を求める形で投降。知りうる限りの情報を渡す代わりに、ヒガスミ（仮称）の保護と、自身への非干渉を要求し、いくつかの条件の下受理された。
　その後は東京を離れ、冬美と紅花の夢を継ぐ形で教員を目指して大学へ進み、勉学に励む。
　現地のUGNに最低限の協力はしている（上記の条件のひとつ）が、戦闘への参加は拒否している。
　なお、決戦後は髪色の誤魔化しは止め、再び伸ばし始めている。普段は伊達眼鏡着用。

セッション履歴