嘘つき。明るく振る舞ったり、泣いたり、怒ったり、びびったり…それらはほぼ演技。
本当の性格は、クールで冷淡、ちょっぴり優しかったり。人殺しを何とも思っていない。
常に他人の言動を疑って行動している。

現在はFHマーセナリーとして暗殺稼業をしながら、自由に生きている。
家がないため、ホテルやネカフェを転々としている。そして、大食い。
ひそかに安心して帰ることの出来る家がほしいと願っているが、それは叶わないと諦めている。

嘘をつくのは、本当の自分を隠すためでもあり、弱みを握られないため。
運が悪かったり、面倒ごとに巻き込まれやすかったりする。

孤児院にて、弟の錬と暮らしていた。
孤児院の周辺に一人で居たある日、見知らぬ人に声をかけられた。
「弟のために働かないか」と。
疑う心を持たなかった晦はそれを素直に受け入れてしまい、孤児院を離れることに。

オーヴァードになるための試練を乗り越えた後、暗殺者として育てられた。
体力作りからエフェクトの使い方、感情の制御、殺し方……過酷な訓練を嫌でもさせられていた。
"これが錬のためになる"と信じながら。

依頼をこなせば、錬に報酬が全て行くはずだったのだが、報酬は全て奪われていた。
事実を知ってしまった晦は、念入りに計画を立て、自由を得るため、彼らに反旗を翻した。

自由になった後、第一に錬の顔が浮かんだ。
お世話になった孤児院に顔を出すが、錬は既に引き取られていた。