「私は私の正義、自分ちの平和のためにやってるの。なんか文句ある？ああ？」

中学3年、部屋の掃除と起床の合図を担当する。料理は壊滅的。たぶん唯鈴が作ってくれる。
荒事に首を突っ込みがちでいつも兄の有栖に怒られる。正義感と言うよりは使命感。
父親の「有栖と唯鈴を支えてやってくれ」を拡大解釈している節がある。
大体足が出る。
高校行かずに仕事しようかと思っているが、たぶん有栖と唯鈴に止められているためしぶしぶ高校受験しようとしている。
勉強はそこそこできる方。自分の学力で入れる高校に入ろうとしている。
それゆえ中学校では浮き気味。

友情に厚く、家族愛に厚く、それゆえ喧嘩腰で正義感が強い。しかしながら自身の正義は自身に依っていると理解しているため、押し付けることはしない。
それが独りよがりなのは知っている。でも友達と家族を守るためには仕方ない。
上手い方法を知らず、大人になり切れない自身を歯がゆく思っている。


色彩の勇者・赤のチェシャになる。
見た目は完全に男の子。ていうか仮面ライダー。攻撃は基本的にライダーキック。
っていうかもはや猫の着ぐるみ。
兎なのに猫かって？細かいことは気にしない！
ライダーキックだけど蹴った相手には肉球の足跡がつくし、別に爆発四散しない。背後にナパームばりの爆発は起きるかもしれないけど。それはほら、災厄の炎の演出ということで。
変身すると少し性格に影響でるのか、どことなくのらりくらりとした言動を取ることがある。


「私はあなた、あなたは私。どんなに笑ったところで最後に行きつくのは水の底。さあ、ろうそくに明かりをつけて。見えない影と踊りましょう」

いつか有栖と蔓儀と出会うと決めている。いやもうすでに出会ったのかもしれない。
彼女の笑顔はそのために。