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コードネーム

「硝煙の賛美歌(オーマイショット)」
この銃声を聞いてください。賛美歌みたいに神聖な音をしているでしょう？

ワークス／カヴァー

表向きは町唯一の教会のシスター。
昼間の教会は牧歌的な宗教施設だが、夜の教会は裏社会の犯罪者たちの溜まり場と化しており、一切の争いがご法度の中立地帯であり、金さえ積まれればどんな死体も血溜まりも片付ける後始末屋でもある。
裏の顔はUGNの情報収集担当エージェント。昼間は教会を訪れる人々からシスターとして情報を聞き、夜は裏社会の後始末屋として現場からサイコメトリーで情報を抜き取り、それら全てUGNに横流す。

Dロイス

「起源種(オリジナルレネゲイド)」
父親が妻を捨ててまで探求した、中東の遺跡の真実。20年前のあの日、父は中東にいた。

シンドローム

何かを作り出すのは苦手。だけれど、情報を読み取るのは得意。
敵の弱点も、己のコンディションも、はじめて手にする銃の扱い方も、分かりすぎるくらいに分かってしまう。
あとは、読み取ったとおりに行動すればいいだけ。ただそれだけで、弾丸は驚くほどの正確性でもって狙ったものの中心を射抜く。

性格

サバサバした女。物静かなのはガワだけなサディスト暴力シスター。
仕事人間で恋愛に興味がなく男の気配も女の気配もない。
シスターをしているくせに神を信じない。神様くらい強い力を持つレネゲイドビーイングなら、もしかしたら実在するかもね、くらい。
不都合な真実を隠すためなら平然と嘘を吐き隠蔽工作し他人を騙す。

口調

要点を簡潔にまとめ淡々と話す。愛想がない。
誰に対しても敬語。事あるごとに神を引き合いに出すが、信仰心が伴っておらず薄っぺらい。

好きなもの

・血の赤色
・硝煙の香り
・他人の生々しい心の声

嫌いなもの

・余計な詮索
・典型的でつまらない人間
・犬

容姿

いつも伏し目がちな微笑みをたたえている。
見た目だけなら温和で穏やかな印象を受ける。
髪色・瞳の色は地毛。海外の血が入っている。

背景

考古学者だった父は、母を捨てて中東の遺跡に赴き、発掘品ごと撃墜されて死んだ…はずだった。
父はある日突然ふらりと帰ってきて、娘である万智に発掘品を見せびらかした。
父は母よりも、こんなものを選んだのか。
怒りで目の前が真っ赤になって――気がついたら、目の前には消し炭が転がっていた。

一部始終を目撃していた母はUGNに記憶消去を受けたが、心の傷までは消しきれなかったようで、宗教に没頭するようになっていった。
その宗教がおかしなカルトではなく、伝統的なカトリックだったのは不幸中の幸い。
母に連れられて毎日教会へ通っているうちに、教会に訪れる人々の心を《サイコメトリー》で覗く楽しさに気づいた。このとき万智の将来は決まった。
信仰心があるわけではない。ただ、神なんてものを本気で信じている人々の内面が面白いだけ。シスターというだけで他人から信用されやすくなるのも便利ですし。

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