元々バロールは微弱なレネゲイドビーイングとして空中に漂っていた。元々神が嫌いなので「今に力を手に入れて誰にも指図されずに人間を支配して偉くなってやる」と思いながら過ごしていたところ、事故に巻き込まれて死にかける葵を発見。
彼女の覚醒するレネゲイド因子と結合して彼女を乗っ取り、肉体と力を手に入れようとした。しかし葵の精神力の方が逞しく、逆に屈服させられて大人しくただのシンドロームとして従うことになった。その後、宿主の葵は自らの意思で自身に宿るバロールと結合して自我を保ったままレネゲイドビーイングになった。
それ以降は前述の通り、「神」と呼ばれるような大いなる存在の意志に従って動かされる存在となった。でも神がいる次元で待機するのも退屈だから普段はネットのオカルトサークルに参加しながら人間生活を送って暇つぶししてる。「神なんてクソ喰らえ」という意見は葵とバロールどちらも一致している。

親からは「何事も真面目に取り組みなさい。巡り巡って貴方自身を助けるから。友人をよく助けてあげなさい。貴方の行いを見てる人は必ずいるから」と言われて育てられた。そのため学校では優等生な振る舞いを心掛けている。
しかし中学校の頃、自分が学級委員をしていたクラスが学級崩壊を起こし、ただ真面目であるだけでは不誠実な人間に利用されて終わるだけだと気づいた。それから優等生を装いながらしたたかに立ち回るような人間になっていき、

という生前だった。とある事件に巻き込まれ、紆余曲折を経て彼女は自ら望んで寄生したバロールに呑まれた。

人格は宿主だった葵がベースになっている。虚無主義で無気力な性格。暇つぶしさえできれば何でもよいので依頼はきちんとこなす。