学生時代は少し影が薄いぐらいの平凡な人生を送っていた。
なんてことない平凡な日々、大学生になってもそれは変わらないはずだったが、
大学三年生になったばかりの頃、その日常はあっけなく崩れ去った。

存在が表面化したFHとUGNの戦闘に巻き込まれ、不味いと思った頃にはすでに手遅れだった。
何とか身を隠し、自身の安全を確保しようとしたが
周囲のレネゲイドに当てられたのか自身の身体が作り替えられていくような不快感と激痛に襲われ覚醒する。

容体が落ち着いたころ、仲間が壊滅したのか自分と同じように隠れている田中 徹を見つけ、
流れで協力、離脱することになる。

その後はFHに所属しながら各地で戦いに明け暮れた。
どうしたいのか、何がしたいのかもわからず、目の前の火の粉を払う。
その相手には覇賀 雅もおり、彼女を相手に取って生き残るため、今のスタイルとなった。

そうして数年が経ち戦い疲れた頃、新しいセルを立ち上げるという話を聞いてセルを離脱、今に至る。
現在はただ自分の平穏を守る、そのために近くの人間は守る。
そんな思想の元、日常を過ごしている。

潤詩 空のことを見守るため、表向きは県立白羽中学校の用務員として生活をしており、
高い身体能力を用いて力仕事や取れなくなったボール等を取ったりしている。
仕事をしていれば生徒との交流も許可されているため、中学生からの人気も悪くないらしい。

長年の戦闘の末、かなり精神が擦り切れており
自分や身の回り人物の安全、生存を最優先に考える。
その為には、赤の他人を切り捨てることもよしとしている。

ただ、基本そのような表情は表には出さず、温和な雰囲気を纏っている。

「徹さんも災難やねぇ…まぁ、そーゆーお年頃やし、あんまり気にせんほうがええよ？」
「んー？どしたの空ちゃん、学校でなんかあった？すぐ近くにおるから、なんかあったらすぐ来るんよ？」

待ち伏せからの奇襲、一撃離脱が基本。
正面戦闘は苦手のため、常に偵察活動を欠かさない。

・玲泱君
恐らく面識はない、凪詠ちゃんの近くにいるし仲いいんだろうなー程度。
「凪詠ちゃんとなかようしとる子やんね？友達ってええよなぁ」

・凪詠ちゃん
覚醒した時期はそれほど変わらないが、年下の為世話を焼こうとすることが多い。
追い詰めすぎたりしないか、気が気でない。
「あんまし根詰めるとよくないんやけど、干渉しすぎるのもよくないしなぁ…」

・覇賀さん
覚醒後から何度も相手にしてきたため、知り合い。
徹さんほど苦手意識があるわけではないため、戦闘するつもりがないのなら普通に話す。
「覇賀さんも無理しすぎやね、まぁあの強さならしゃーないけど…死んだらそこまでなんよ」

・逢人君
初遭遇の際、隠密の末上手く出し抜いた。
その後、何度か遭遇したが直接戦闘は避け続けている。
「なんか、雰囲気が変わったんよ。あんまりいい傾向とは思えんね…」

・徹さん
長年の付き合いで、セル立ち上げ時に一緒に移ってきた。
戦闘が苦手な彼の代わりに前線に立ち、情報収集や実働を担っている。
「長年の付き合いやし、もう少し自分の考えを出してほしいんよ。言葉にせんと伝わらんし。」

・空ちゃん
まだ幼いため、何かと世話を焼く。
自分と同じようにはなってほしくない、とひそかに思っている。
「あんまし、こっちの世界に巻き込まれて欲しくないんよ。普通の生活過ごしてほしいわ。」

一人称:ウチ
二人称:君/～さん、～ちゃん、～くん

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8adf53