容姿・経歴・その他メモ

概要

FHではそこまで珍しくないチルドレン上がりのエージェント。
見た目に反して三度のスイーツより｜喧嘩《コミュニケーション》が大好きな超がつくレベルの武闘派。

人物

見た目通りに明るく直情的な女性。
良く言えば竹を割ったようなサッパリとした頼れる姉御肌気質。
悪く言うなら作戦やらの面倒ごとは全部分かる奴にぶん投げるガサツなタイプ。
束縛と我慢を嫌いとにもかくにも自分の力を全力で使いオーヴァードらしく生きることに情熱を燃やしており、その果てに理性無き怪物に成り果てたとしてもそれが運命だと割り切った刹那的危険思想の持ち主。
結局彼女もまた他のFHエージェントと同じく己の欲に極めて忠実なオーヴァードなのである。

経歴

生まれ自体は日本人の父とイタリア人の母を持つハーフであることとその母が細菌研究者であることを除けば至って普通の一般家庭の一人娘であり、性格も今ほど明るくはなくごくごく普通の大人しい少女だった。
日本人としては珍しい髪色を持っていたこともあり虐めとまではいかなくともからかいやちょっかいをかけられるのも日常茶飯事であったが我慢することはイイことだと父より教わっていた彼女は健気にその教えを守り耐え続けていた。
その我慢が最悪のカタチで爆発したのが中学時代のときであった。
大好きな母と同じブロンドカラーの髪をモテるために染めた下品な色だとバカにされた。

“なぜこんな奴らの為に我慢しなければならないのか？”

その疑問はやがて怒りへと変じ遂には雷撃として彼女の内より出力された。
不幸中の幸いとして死者は出ることなく校舎全体の一時的な停電と教室の一部の破壊で済み、ワーディングの影響で目撃者がいなかったこともあり校舎の老朽化による倒壊事故ということで彼女は罰せられることなく終わった。
無論"表向きの話"はである。
知らないうちに宿っていた自身の強大な力への困惑と恐怖から彼女は最も信頼できる母にその全てを話した。
何の因果かその母が研究していた細菌が彼女を覚醒に至らせたレネゲイドウィルスだったこと。
彼女の研究をUGNが危険視していたこと。
何よりもその力に対して恐怖と同時に魅了されていた彼女の姿を見た母は愛する娘の幸せと研究の成就のため娘を連れFHの扉を叩くことを決意した。
こうして彼女はFHでチカラの使い方とオーヴァードとしての生き方を学び変わった。
普通の人間ならば我慢することが美徳となるのかもしれない。
だがオーヴァードとなった今の自分が抑えきれない力を無理に我慢することはむしろ自他ともに悲劇を生むだろう。
だったら我慢なんてする必要はない、だってアタシはオーヴァード。
それが母がアタシに望んだ幸せな生き方なのだから！

能力

おおよそ全てのブラックドッグシンドロームが得意とする放電能力をメインに戦う至ってシンプルなオーヴァード……その発電量が平均的なブラックドッグの約数百倍はあることに目を瞑ればだが。
あまりにも強力すぎるが故に制御は困難を極め数度に及ぶ自傷の果てに肉体の4割をRCブースター機能付きの義肢に換装したうえで母の研究成果のひとつであるレネゲイドウィルスの特殊な因子を移植したことによりようやく安定した制御が可能となった。
これに加えてかつてのセル同士の抗争の時にその威容を気に入った彼女が強奪してきた多脚戦車オルトロスを魔改造した専用機『タロス』を所有しており、本気の喧嘩の時はどこからともなくコレを呼び出し乗り込むことで更なる強化を施され文字通り雷霆と化したその力で戦場一帯を灰燼へと変えていくその姿はまさに雷神。

余談だがオルトロスは運用にあたって本来ならば特殊な強化手術を数度にわたって行うか戦術支援AIによる支援がなければマトモに操縦することもままならないのだが彼女はそれら全てを費用と面倒臭いを理由に行っておらずあくまで外付けの大型RCブースター兼装甲として利用している。
そのため何らかのアクシデントでRCが使えない、またはRCが効かないor当たらない相手と対面してしまった場合この大型戦車は途端にマトモに動くことも出来ない木偶の坊と化す悲しき定めを背負っている。

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